フリードの6人乗りで車中泊を検討していると、車中泊キットやマットの選択、6人乗りをフルフラットにする方法、6人乗りのマットのサイズ感、7人乗りで車中泊する場合の違い、そして車中泊をdiyでどこまで快適化できるかが気になってきます。
さらに、5人乗りで車中泊する場合の比較や、段差解消をしてもフルフラットにならない場合の対処、車中泊のエアコン利用の可否と安全性、関連グッズや便利アイテムの取捨選択、参考になる車中泊の参考動画の活用法、車中泊ができる場所の探し方、そして車中泊向け道の駅ランキングの見方まで、迷うポイントは少なくありません。
本記事では、それぞれの論点を整理し、迷わず準備と判断が進められるように手順と基準を具体化します。
ホンダ フリード現行モデル(3代目)2024年6月発売
型式 6AA-GT5~GT8 5BA-GT1~GT4
- 6人乗りを前提にした就寝レイアウトの作り方
- マットやキット選びと段差解消の実践基準
- 快適化を叶えるdiyと電源やエアコン運用の考え方
- 車中泊できる場所選びと道の駅活用のコツ
フリード6人乗りの車中泊:基本情報と魅力

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- 車中泊キット ・マットの選び方
- 6人乗り:フルフラットにする方法
- 6人乗り:マットのおすすめタイプ
- 7人乗り:車中泊との比較ポイント
- 車中泊:diyで快適空間を作る
車中泊キット・マットの選び方

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フリードの床面はシート段差やシートレールの凹凸が生じやすく、就寝の快適性はキットやマットの選び方で大きく左右されます。評価軸を平らさ、断熱、防湿の三点に定めると、選定基準が明確になり、買い替えリスクも低減できます。
加えて、耐圧分散(腰・肩の沈み込みのコントロール)、設営と撤収の所要時間、積載時の体積と重量を定量化して比較すると、実運用に直結した判断がしやすくなります。
素材と厚みの基準
発泡素材は大きくウレタンフォーム、発泡ポリエチレン(PE)、EVAフォームに分類できます。
・ウレタンフォームは取り回しが容易で価格も現実的ですが、長期使用では反発力の低下が起きやすいため、30〜40mm相当の厚みを基準にし、体圧が強くかかる腰部は二重敷きや高反発層の追加が効果的です。
・PEやEVAは軽量でヘタりにくい反面、単体では底づき感が出やすく、フォーム層の上に空気層を持つエア式(インフレータブル)を重ねる二層構成にすると、段差追従性と耐圧分散の両立が図れます。
断熱性能は、キャンプ用マットの熱抵抗値(R値)で比較するのが合理的です。R値はASTM F3340に基づく試験で定義されており、規格化された条件でマットの保温性を数値化します(出典:ASTM International | ASTM)。
体感の目安としては、春〜秋の平地でR2前後、冷え込みやすい高原ではR3〜4、冬の低温域ではR4以上が目安とされます。実際には寝具(寝袋や毛布)の断熱も合算で効いてくるため、就寝温度域と装備全体で調整してください。
収納性と設置時間
6人乗りを日常使いする前提では、展開3分以内を目標にすると設営の負担が小さくなります。
折りたたみタイプは置くだけで段差を跨げるため、走行時はラゲッジに立て掛け、就寝時は通しで敷く運用がスムーズです。ロール式は体積が小さく軽量ですが、複数枚の敷き合わせが必要になり、継ぎ目処理に手間が生じます。
車中泊キット(車種専用ベース+マット)はフィット感に優れ、床面のレール凹凸もまとめてカバーできますが、積載体積と価格が増えるため、使用頻度・乗車人数・荷物量を基準に費用対効果を見極めると納得感が高まります。
運用を具体化するには、収納時の体積(L)、重量(kg)、設営手順のステップ数、撤収後の乾燥時間を事前に書き出し、駐車場で試験展開しておくと現地で迷いません。就寝者が複数の場合は個別マットよりも一体型の通しマットの方が段差感が出にくく、夜間のずれも抑えられます。
防湿と断熱
就寝時の結露は、人体から放出される水蒸気が床面近くの冷えた空気に触れ、露点を下回ることで発生します。床面直上にアルミ蒸着の断熱・遮湿シートを一層挟むと、放射冷却と水蒸気の滞留を同時に抑えやすくなります。
上面の表地は肌触りのよいニットや起毛ファブリックを選ぶと寝具との滑りが少なく、体圧での局所的な冷え(冷輻射)も緩和できます。
湿気の逃げ道を確保するため、就寝前後にドアバイザーを活かした窓開け換気を数分行い、吸湿性のある敷きパッドを併用して湿気を一時的に受ける方法が有効です。翌朝は天日干しと拭き上げをセットにし、マット裏面の結露水はマイクロファイバータオルで確実に除去してください。
カビ対策として、収納前に完全乾燥を徹底すると耐用年数が伸びやすくなります。
6人乗り:フルフラットにする方法
フリードの6人乗りは2列目キャプテンシート構成が一般的で、スライドとリクライニングを組み合わせると就寝面を長く確保できます。
メーカー公表のインテリア機能には、休息用途を想定したおやすみモードが紹介されており、背もたれ角度とオットマン的な足の置き方を工夫することで、上半身の荷重を分散できます(出典:ホンダ公式サイト FREED 室内空間)。
手順をあらかじめ固定化し、誰がどの席をどの順で操作するかを決めておくと、現地での設営時間を短縮できます。
基本のシートアレンジ
1列目は適度に前進させ視界と余裕を確保し、2列目は後退させたうえで最大限リクライニングします。3列目は格納してフロアを確保し、2列目の座面と背面に生じる段差には先にクッション材を配置します。
通しのマットを上から載せて一体化すれば、継ぎ目の違和感が最小化されます。車両の構造上、中央通路付近に段差やレールの凹凸が残りやすいため、幅広のスペーサー(EVAブロックや合板ベース)で面支持にするのが安定への近道です。
段差・傾斜の微調整
ヘッドレストの取り外しで背面長を稼ぐ方法は一般的ですが、走行時の未装着は安全性を損なうため、保管袋などで確実に管理し、再装着を忘れない運用ルールを作ってください。背中側に下り勾配が出る場合は、足元側を5〜10mmかさ上げすると体幹が起き、腰部の反りが軽減されます。
微調整は厚手フェルトやフォームスペーサーを数種類用意し、就寝者の身長と体重に合わせて配置を最適化すると効果がはっきり出ます。
安全面の注意
就寝中の換気確保は最優先事項です。密閉に近い空間では、排気ガスや一酸化炭素の滞留が健康被害につながるとされています。日本中毒情報センターは、一酸化炭素中毒の危険性について自動車関連の事例も含め注意喚起を行っており、検知器の併用や適切な換気の必要性が示されています(出典:日本中毒情報センター)。
また、長時間のアイドリングは周辺環境への影響だけでなく、バッテリー上がりの原因となる可能性があるため、各自治体はアイドリング抑制を呼びかけています。東京都環境局は事業者向けにアイドリングストップの推進を周知しており、静穏と排出抑制の観点から配慮が求められます(出典:東京都環境局)。
安全を高めるために、網戸パネルやレインガードで常時換気を維持し、サーキュレーターで空気を循環させ、CO警報器を作動確認したうえで使用する運用が望ましいと言えます。
6人乗り:マットのおすすめタイプ

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6人乗りの座面・背面のギャップを覆うには、たわみが少なく継ぎ目の段差感を抑えられる構成が要点になります。三つ折りウレタンは展開が速く、段差の橋渡しに強いのが利点です。エアセル式(インフレータブル)は薄いフォーム層と気室の組み合わせで局所的な凹凸へ追従しやすく、同じ厚みでも体圧分散に優れます。
腰部の支持力を重視する場合はフォーム厚め、仰向け主体で肩や踵の荷重分散を優先する場合はフォーム+エアの混成が選びやすくなります。
メンテナンスと衛生面
カバーは取り外し洗濯可のタイプだと清潔性を維持しやすく、裏面のノンスリップは夜間のずれ防止に有効です。就寝後は結露を拭き取り、日中に陰干しし、収納前に完全乾燥を徹底すると臭気やカビの発生を抑えられます。収納ケースは通気性のあるものを選び、長期保管時は圧縮しすぎないことが耐久性の維持につながります。
参考になる仕様目安(比較表)
下表はタイプ別の比較イメージです。実製品選びでは公称スペックと実測の差を確認してください。
タイプ | 代表厚みの目安 | 断熱の目安 | 設営スピード | 段差追従性 | 収納体積の目安 |
---|---|---|---|---|---|
三つ折り等ウレタン | 30〜40mm | 中 | 速い | 中 | 中 |
インフレータブル | 25〜50mm | 中〜高 | 普通 | 高 | 小〜中 |
車種専用キット+マット | 40mm以上 | 高 | 普通 | 高 | 大 |
フリードのインテリアはメーカー資料で休息姿勢を想定したおやすみモードが示されており、マットのタイプ選びはこの姿勢と段差位置の関係で最適解が変わります。純正アレンジの概要は公式資料を確認しておくと、現場での設営がスムーズです(出典:ホンダ公式サイト FREED 室内空間、ホンダ技術資料 FactBook、JAF(日本自動車連盟、Honda)
7人乗り:車中泊との比較ポイント
6人乗りと7人乗りの最大の違いは、2列目シートの構造と通路配置にあります。6人乗りは独立キャプテンシート構成で中央通路があり、長尺物の積載や個別のリクライニング調整が可能です。
一方、7人乗りは2列目がベンチシートで、横一面を寝床に使えるため段差処理が容易ですが、中央通路はなく長尺物の通し配置は難しくなります。これらの構造的な差は、マットの敷き方や荷物の置き場、就寝時の姿勢自由度に直結します。
比較観点と具体的な違い
- 段差の出方
6人乗りは中央通路部分に段差や空間が残りやすく、補填用のベース材が必要です。7人乗りは2列目から3列目への段差が小さく、面でフラット化しやすい構造です。 - 荷物配置
6人乗りでは中央通路を活かして長尺物(テーブルやスキー板など)を就寝面とは別に配置できます。7人乗りは面を寝床に集中できるため、広い一体型マットを展開しやすい反面、荷物は側方や足元にまとめる必要があります。 - 就寝の自由度
6人乗りは2列目ごとにリクライニング調整ができ、個々の姿勢に合わせられます。7人乗りは一体調整となり、全員が同じ姿勢になります。
観点 | 6人乗り(キャプテン) | 7人乗り(ベンチ) | 5人乗り(参考) |
---|---|---|---|
2列目の形状 | 独立2席で中央通路あり | 一体ベンチで面積広め | 2列固定で荷室広め |
段差の出方 | 中央通路に段差が残る | 面でそろえやすい | 後席格納でフラット化容易 |
荷物配置 | 通路に長尺物を置きやすい | 面積を寝床に集約しやすい | 荷室を寝具と荷物で分離しやすい |
就寝の自由度 | 個別リクラインで調整可 | 横並びで一体調整 | 荷室長を活かした直線配置 |
用途別の適性
- レジャー中心の通年利用では6人乗りの柔軟性が活き、中央通路を活用した装備配置や出入りの容易さが魅力です。
- 家族や友人との短期旅行では7人乗りの広い面積を生かし、シンプルにマットを敷いて就寝スペースを確保できます。
車中泊:diyで快適空間を作る
市販の車中泊キットに加え、自作(DIY)による改良を加えることで、快適性と利便性を大きく向上させることができます。特にフリードのようなミニバンは、床面形状やシート構造が決まっているため、それに合わせたパーツを作れば効率的な空間活用が可能です。
ベース板と収納の工夫
軽量ラワン合板(厚さ9〜12mm)がベース板素材として一般的です。角は面取りを施し、布地を巻くことで寝具や衣服への引っかかりを防ぎます。ベース板は分割式に設計し、日常使用時はラゲッジ床下や3列目格納部に収納できるようにすると、常時積載でも邪魔になりません。
照明と電源
照明は面発光型LEDバーを低照度で使えるよう調光機能を備えると、夜間の眩しさを抑えられます。配線はモールや養生テープで固定し、走行中の振動や引っ掛かりによる断線を防止します。電源はポータブルバッテリーを利用し、メーカーが推奨するヒューズ容量を遵守することが安全確保につながります(出典例セルスター:各ポータブル電源メーカー取扱説明書)。
安全性の確保
自作で電装品を組み込む場合、短絡や過負荷に備えて必ずヒューズを設置します。また、熱源を伴う装備(電気毛布や調理器具)は、消費電力とバッテリー容量を計算し、過放電防止機能の有無を確認してから運用してください。
あわせて読む記事
» フリード6人乗りを選んで後悔しないための購入前チェックポイント
フリード6人乗りの車中泊:車中泊を快適にする準備と場所選び

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- 5人乗り 車中泊との違い
- 段差解消 フルフラットにならない場合の対策
- 車中泊 エアコン使用時の注意点
- 関連グッズ 便利アイテム活用法
- 車中泊 参考動画で学ぶレイアウト
- 車中泊 できる場所の探し方
- 車中泊 道の駅 ランキングとおすすめ
5人乗り:車中泊との違い
5人乗りは後席がフル格納可能で、ラゲッジから前席背面までの連続したフラット面を確保しやすい構造が多く見られます。このため荷物と就寝スペースを分けやすく、長尺物の積載にも適しています。一方、6人乗りは2列目の形状や配置の関係で段差処理が重要になり、中央通路を生かすレイアウトが特徴です。
荷室と就寝レイアウトの差
- 5人乗りは荷室が広く、就寝と荷物のエリアを完全に分離可能。直線的な就寝姿勢を確保しやすく、段差も少ない。
- 6人乗りは2列目シートの稼働域を生かして、頭側スペースを広く取ることができる。座席間通路を活かした変則レイアウトも可能。
適性の違い
通年のレジャーや多人数移動が多い場合は6人乗りの可変性が有利で、生活用途や荷物運搬を重視する場合は5人乗りの荷室フラット性が有効です。
段差解消 フルフラットにならない場合の対策
段差解消を試みても完全なフルフラットにできないケースは多く、原因は段差の高さ・幅の差異や、マットの局所的な沈み込みにあります。これらを解決するには、段差の特性ごとにアプローチを変えることが効果的です。
高さ調整
段差の高さに合わせたスペーサー材を用意します。ホームセンターで入手できるEVAフォームや高密度ウレタンを10mm刻みで数種類揃えておくと、現地で微調整が可能です。高さが合わないと体重が一部に集中し、腰や背中に負担がかかります。
幅の補正
段差幅が広い場合は、面で支える板材やEVAブロックを配置して、点での荷重集中を回避します。これによりマットの沈み込みを抑え、安定した寝心地を得やすくなります。
全体の一体化
最終的には通しのマットで段差全体をなだらかに覆い、寝返り時の違和感を軽減します。腰や肩の荷重が集中する部位だけ二重敷きにする方法は、耐圧分散効果を高めるうえで有効です。これらの調整を就寝者の体格や姿勢に合わせて行えば、限りなくフルフラットに近い状態が実現できます。
車中泊 エアコン使用時の注意点
エアコンは車中泊の快適性に大きく寄与しますが、運用方法を誤ると安全上のリスクが高まります。メーカー取扱説明書では、長時間のアイドリングは排気ガスによる健康被害やバッテリー上がりの懸念があるとされています。また、自治体も夜間の騒音や排気への配慮を呼びかけています。
合わせて読んでおく記事
» フリードで使えるポータブルクーラー導入ガイド|後席も涼しく快適に
夏季の運用
- 網戸パネルやレインガードを利用して常時換気
- ポータブルファンや扇風機で車内の空気を循環
- 接触冷感の寝具や蓄冷材を併用して体温上昇を抑制
» フリード後席の暑さ対策に効く便利グッズ7選と快適性アップ術
冬季の運用
- 断熱カーテンや床面断熱材で熱損失を軽減
- ポータブル電源+電気毛布の組み合わせで省電力暖房
- サーモスタット機能付き機器を使い、消費電力と電源容量のバランスを管理
常に換気を確保することが最優先で、一酸化炭素警報器の使用も推奨されています。(出典:一般財団法人日本自動車連盟 JAF安全情報 )
関連グッズ 便利アイテム活用法
関連グッズは軽量・薄型・多用途を基準に選ぶことで、積載効率と運用のしやすさが向上します。
快適性を高めるアイテム
- 遮光断熱サンシェード:断熱とプライバシーを同時に確保
- マグネット式カーテン:設置が早く隙間を防ぎやすい
- EVAブロック:段差調整や荷物固定にも流用可能
- コンパクト枕:低反発やネックピローで睡眠の質向上
» 新型フリードをもっと快適に!後席・空調・装備のリアル対策ガイド
衛生・収納面の工夫
- ソフトコンテナや折りたたみボックスで荷物を整理
- 吸水タオル・携帯用ボディシート・除菌スプレーをセット化
- LEDランタン(暖色系)で虫寄せを抑え、目に優しい照明を確保
これらを「就寝」「調理」「衛生」のカテゴリー別に収納すれば、必要な時にすぐ取り出せ、紛失防止にもつながります。
車中泊 参考動画で学ぶレイアウト

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車中泊のレイアウトを効率的に学ぶには、事前に動画検索で条件を絞り込むことが有効です。例えば「車種名」「シートアレンジ名」「季節」「人数」などのキーワードを組み合わせれば、自分の想定に近い事例が見つかりやすくなります。
視聴時に確認すべきポイント
- 設営手順の流れと必要時間
- マットや板材のサイズ感と厚み
- 荷物の配置や固定方法
- 夜間の結露対策や換気手段
コメント欄は実践者の失敗談や注意点が集まる傾向があるため、活用すると未然にトラブルを防げます。複数の動画を比較しながら、手順や装備を自分仕様に置き換え、事前に自宅の駐車場などでリハーサルしておくと現地でのストレスを大幅に減らせます。
以下、YouTubeでわかりやすく紹介されているものです。
*該当チャンネルのオーナー様、掲載NGの場合は連絡下さい。対応させていただきます。
出典:新型フリードにDIYでフラットフロアベッドキットを試します:かりんかずおのDIY車旅
出典:新型フリードクロスター5人乗り【車中泊できる?】荷室の車内サイズをチェック:コスケの北海道でドライブを楽しむチャンネル
車中泊できる場所の探し方

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車中泊が可能な場所は、次の3つのカテゴリに分けて考えると整理しやすくなります。
- 有料の滞在施設(キャンプ場・RVパークなど)
- 自治体が案内する受け入れ駐車場
- 道の駅や観光駐車場などの一時休憩利用
選定の基準
- 公式案内で利用条件や滞在可能時間を確認
- 夜間は人通りと照明がある安全な区画を選択
- 出入口から離れた場所で騒音や車両通行を避ける
現地ではドアの開閉音、照明の明るさ、発電機の使用可否などのルールを順守することが信頼につながります。こうしたマナー遵守が、今後も安心して車中泊ができる環境維持に貢献します。
車中泊できる道の駅【ランキングとおすすめ】

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道の駅での車中泊は、設備や立地の差がそのまま睡眠の質や安全性に直結します。ランキング情報は便利な出発点になりますが、現地の受け入れ方針や時間帯の騒音、夜間の照度などは施設ごとに条件が異なるため、ランキングだけで決めずに一次情報で最終確認する進め方が確実です。
なお、国土交通省は道の駅を休憩施設と位置づけており、駐車場など公共空間での宿泊目的の利用は控えるよう明確に案内しています。一方で、交通事故防止のための仮眠利用は差し支えないとされています。(出典:国土交通省 道の相談室「休憩施設 道の駅」)
道の駅の基本機能や24時間利用できる駐車場・トイレについては、国土交通省の公式解説で確認できます(出典:国土交通省 道の駅 公式サイト )。
私が車中泊してきた上でポイントにしてきたこと:選び方の基準を明確にする
初めての人が迷いやすいのは、評価軸が曖昧なまま選んでしまうことです。私は以下の観点をチェックして比較がしやすくなりました。
・駐車場の広さと区画形状:普通車と大型車の導線が分離されているか、夜間にトラックのアイドリング音が伝わりにくい位置が確保できるか
・夜間の静けさ:主要幹線道路に面しているか、深夜帯の交通量、周辺に繁華施設がないか
・トイレの清潔度と動線:24時間開放の表示、バリアフリー設備、照明の明るさ、外灯から区画までの距離
・安全設備:防犯カメラの有無、巡回の頻度、管理事務所の位置や連絡先掲示
・水回りとごみ処理の方針:洗面の使い方や生ごみ・家庭ごみの取り扱いルール
・周辺施設:徒歩圏の温浴施設やコインランドリー、朝食を確保できる店舗の営業時間
・地面の傾斜と路面:水平器アプリで簡易確認、雨天時の水はけ、砂利か舗装か
・電波状況:キャリアの電波強度、Wi-Fiの提供有無と利用時間帯の制限
上記はすべて現地掲示、公式サイト、地図アプリの写真やレビューから事前にチェックできることがほとんどです。特に大型車区画が乗用車区画に隣接している場合、深夜の入出庫で音や振動が続きやすいので、区画配置図の有無を確認し、現地ではできるだけ離れた端の区画を選ぶと静かに過ごしやすくなります。
ランキング情報の使い方
旅行情報メディアや自治体の観光サイトが独自の道の駅ランキングを公開するケースがあります。評価基準は「駐車場規模」「トイレの清潔度」「特産品の充実」「入浴施設へのアクセス」など多岐にわたりますが、季節や時間帯で体験は変わります。使い方のコツは次の通りです。
・ランキング上位は「初回の候補リスト」を作る起点として活用する
・候補ごとに公式サイトで設備・利用時間・注意事項を再確認する
・地図アプリの航空写真で出入口と動線、夜間写真で照明の配置を確認する
・週末や連休は混雑が増えるため、近隣に第二候補を用意する
・休憩利用の方針や禁止事項が明確な施設を優先する(出典:国土交通省 道の相談室)
この手順に沿えば、ランキングの人気と自分の就寝条件(静かさ、照度、導線)を矛盾なく両立できます。
迷ったら基準化:簡易評価シート
主観を排しやすいよう、到着前に次のような基準で点数化すると比較が容易です。
評価項目 | チェックの要点 | 配点(例) |
---|---|---|
駐車区画と導線 | 大型車区画と離隔、区画幅の余裕 | 25 |
夜間の静けさ | 幹線道路からの距離、深夜交通量 | 20 |
トイレ環境 | 24時間開放、清潔度、照明 | 20 |
安全設備 | 防犯カメラ、巡回、掲示の明確さ | 15 |
周辺施設 | 温浴・食料調達の距離と営業時間 | 10 |
路面と傾斜 | 水はけ、舗装、水平性 | 10 |
合計100点中80点以上なら再訪候補、70点前後なら混雑や天候しだいで再評価、といった基準を持つと判断に迷いにくくなります。
受け入れ方針とマナーの要点
道の駅は休憩施設であり、宿泊目的の利用は控えることが前提です。夜間に長時間のアイドリングや発電機の使用は、騒音や排気の観点から周囲への負担になります。JAFはアイドリングストップを推奨し、不要なアイドリングは燃料消費と環境負荷の増大につながると解説しています(出典:JAF エコアクション アイドリングストップ)(出典:日本RV協会 RVパーク公式 )。
到着から就寝までの実務フロー
・日没1~2時間前を目安に到着し、昼光のうちに区画の傾斜と路面を確認
・売店の営業時間内に食材や地域情報を入手し、閉店時間も把握
・夜間に動線を横切らない区画へ移動し、トイレ・外灯までの距離を再確認
・就寝前に換気経路を確保し、貴重品は見えない位置へ収納
・翌朝の出発時刻を早めに設定し、ラッシュ前に出庫
この順序なら、静かな区画の確保、買い物、設営、休息までを無理なく終えられます。以上の基準と手順を前提に、ランキング情報は「初期候補の抽出」に使い、最終判断は公式情報と現地条件の照合で下すのが現実的です。
フリード 6人 乗り 車中泊のまとめと活用アイデア
- 6人乗りは通路を活かし段差を面で処理する設計が要点
- マットはフォーム厚めかエア混成で底づきを抑える
- 段差は高さと幅を測りスペーサーで面支えにする
- シート手順を固定化し設営3分以内を目標にする
- 断熱と防湿を一層追加し結露と冷えを緩和する
- diyは分割式ベース板で日常利用と両立させる
- 照明は暖色LEDと調光で夜間の眩しさを抑える
- エアコン依存を減らし常時換気を確保して眠る
- ポータブル電源は消費電力と容量を先に試算する
- 参考動画は車種と季節と人数で検索精度を上げる
- できる場所は公式条件を確認しマナーを最優先にする
- 道の駅は設備と静けさと周辺環境で選定する
- 5人乗りは荷室直線型で6人乗りは可動域活用型
- 7人乗りは面一体型でマット連結の相性が良い
- フリード 6人 乗り 車中泊は準備の質で快適性が決まる