フリードの購入を検討している方にとって、新型フリードのフォグランプが標準装備かどうかは気になるポイントです。
実際に新型フリードのフォグランプが標準装備ではないグレードもあり、走行環境や用途によってフォグランプをつけたほうがいいのか?という疑問が生じます。
外観の統一感を重視するならオプションのエアロバンパー+フォグランプ、機能性を優先するなら標準装備のバンパー+フォグランプが候補となるかもしれません。
装着方法は、新車注文時にオプションで付ける、後付けでディーラーの純正を選ぶ、社外品に交換、あるいはオートバックスやイエローハットで後付けするなどが現実的です。
その際のパーツ費用、取付工賃も気になります。
型式面ではフリードGT系のフォグランプ型番・価格の目安を把握し、グレード適合するフリードGT系のフォグランプをおすすめ等から選定すれば、正しい選び方の精度が高まります。
最終的には、安全性や視界確保といったメリットと、コストや配光調整に伴うデメリットを比較検討することが大切です。
- フリードの標準装備とオプションの装着可否が分かる
- 純正と社外品の費用や特徴の違いが理解できる
- 量販店やディーラーでの後付け手順の流れが把握できる
- GT系の型番と価格の目安から選び方の軸が定まる
新型フリード フォグランプの装備状況と特徴(GT系)
・フォグランプはつけたほうがいいですか? 判断基準
・オプションのエアロバンパー+フォグランプの特徴
・標準装備のバンパー+フォグランプの違い
・後付け ディーラーでのオプション取り付け方法
新型フリード(GT系)フォグランプが標準装備ではない場合の確認

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新型フリードのフォグランプ装備状況は、グレードや仕様によって大きく異なります。現行モデルでは、クロスター系(CROSSTAR)にはLEDフォグライトが標準装備される一方、エア系(AIR)ではディーラーオプションとしての設定となっています。そのため、新車購入時にはホンダ公式サイトに掲載されているグレード別主要装備表を必ず確認し、標準装備かオプションかを見極める必要があります(出典:Honda公式サイト )。
中古車や在庫車を検討する場合は、カタログだけでなく実車確認が重要です。具体的には、フロントバンパーの開口部にフォグランプが装着されているか、また運転席周辺のメーターパネルにフォグランプの表示灯があるか、ステアリングコラムレバーにフォグランプスイッチが備わっているかをチェックします。これらの要素は、実際の装備有無を見極める確実なポイントとなります。
また、型式に「GT系」(GT1、GT3、GT5、GT7など)の記載がある場合、これは世代や駆動方式を識別するコードであり、同じGT系でもグレードによってフォグランプ装備の有無は異なります。GT系は中古市場でも流通が多く、特にフォグランプ装備車は需要が高く、リセールバリューにおいて有利な傾向があります。このため、長期的な価値を重視する購入者にとって、装備状況の確認は購入判断の重要な要素といえます。
フォグランプはつけたほうがいいですか? 判断基準

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フォグランプを装着するかどうかは、主に走行環境と求める視界性能によって決まります。雨や霧、降雪といった悪天候が頻繁に発生する地域や、街灯の少ない郊外や山間部を走る機会が多い場合、フォグランプは大きな役割を果たします。光源が車両前方の低い位置にあるため、ヘッドライトでは照らしにくい路面近くや路肩、歩道などを広範囲に照射しやすくなります。
日本の道路運送車両の保安基準(国土交通省)では、フォグランプの色は白色または淡黄色に制限されており、点灯条件も規定されています。色温度は白色で5000K前後、淡黄色で2700K前後が多く、白は視認性と明るさ、黄は悪天候時のコントラスト向上に強みがあります。選択は好みだけでなく、実際の走行環境に合わせて行うことが望まれます。
さらに、配光性能も見逃せません。光軸がずれていたり、明るすぎる社外品は、対向車の視界を奪う眩惑の原因となります。そのため、光軸調整機構がしっかりした製品や、配光カットラインが明確な設計のものを選ぶことが安全面で重要です。装着前には、メーカーの配光図や試験データを確認し、保安基準への適合を必ずチェックするべきです。
オプションのエアロバンパー+フォグランプの特徴
エアロバンパーとフォグランプをセットで装着する場合、その設計は車両の外観や機能性に深く関わります。純正のエアロバンパー用フォグは、開口部やガーニッシュの形状が専用設計されており、装着時のフィッティング精度が非常に高いのが特徴です。これにより、走行中の振動や風圧、水の侵入などに強く、耐久性の面でも安心感があります。
機能面では、純正設計により配光パターンや照射範囲が車両の光学設計と一致し、走行時の視界確保性能が最適化されます。また、冷却性能や防水性も車両全体の設計に合わせて考慮されており、長期使用において性能低下しにくい構造となっています。
費用面では、フォグランプ単体より高くなる傾向がありますが、外観の完成度や耐久性、保証面の安心感を重視するユーザーにとっては十分に検討する価値があります。純正品であれば、メーカー保証や適合照査が一本化され、部品供給や修理対応もスムーズです。
標準装備のバンパー+フォグランプの違い

aisyalaboイメージ:私のフリード 標準バンパー+フォグランプ
標準バンパーに組み込まれる純正フォグランプは、その形状や固定方法がエアロバンパー用とは異なります。具体的には、純正ガーニッシュと専用ブラケットを使用して固定され、バンパー開口部の寸法や形状が異なるため、エアロ用のフォグランプをそのまま流用することは想定されていません。
純正LEDフォグは、色温度や光束が道路運送車両の保安基準に適合するよう設計されており、カットラインが鮮明に出る配光設計になっています。これにより、対向車への眩惑を防ぎつつ、運転者の視界確保に貢献します。また、車両の電装システムとの統合性が高く、メーターパネルの表示灯やライトスイッチとの連動も自然で操作性に優れています。
耐久性や防水性能についても、メーカー基準に基づいた品質管理が行われており、長期使用でも性能劣化が起きにくい構造になっています。これらの点から、標準装備フォグは機能性と信頼性を重視するユーザーにとって適した選択といえます。
後付け ディーラーでのオプション取り付け方法

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ディーラーでの後付け作業は、車両の車台番号をもとに適合確認を行うところから始まります。適合が確認されたら、フォグ本体、取付アタッチメント、フォグライトガーニッシュ、専用ハーネスとリレーといった必要部品を順に組み付けます。
作業手順としては、まずフロントバンパーを取り外し、規定位置にブラケットを固定します。その後、ハーネスをエンジンルーム内のヒューズボックスやリレー位置まで引き回し、車内のスイッチやメーターパネルの表示灯と連動させます。点灯確認とエラー診断を行い、最後に光軸を調整します。
作業時間はおおよそ1.6時間が目安で、マルチビューカメラ装着車では追加の0.7時間程度が必要となる場合があります。純正手順に沿って作業することで、不具合やトラブルのリスクを減らせるほか、保証の適用範囲内で安心して使用できます。純正部品と正規施工の組み合わせは、長期的な信頼性と再販価値の面でも有利です。
新型フリード(GT系)フォグランプの選び方と費用比較
・【社外品】交換・取付費用の相場と注意点
・オートバックスやイエローハットで後付けする場合
・フリードGT系 フォグランプ型番、価格の目安
・フリードGT系 フォグランプのおすすめ、選び方
・フォグランプ装着によるメリット
・フォグランプ装着時のデメリット
【純正】交換・取付費用の相場と特徴

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純正LEDフォグランプは、本体に加えて取付アタッチメントやガーニッシュが必要です。ホンダアクセスの参考価格では、クリア(色温度約5,800K)とイエロー(色温度約2,700K)が設定され、左右セット本体と付属品を合わせた部品価格は6万円台が目安です。
例えば、本体クリア(品番 08V31-TKR-A00)は30,800円、本体イエロー(品番 08V31-TKR-B00)は33,000円、取付アタッチメント(品番 08V38-33F-000)は16,500円、ガーニッシュ(品番 08V38-33F-000G)も16,500円です。これらを合計すると、クリアで約63,800円、イエローで約66,000円となり、工賃(1.6時間相当)を別途加算します。
純正品の利点は、配光や光軸、防水性などが車両設計と完全に整合しており、車検適合や保証の面で不安がないことです。また、品質管理基準が高いため、長期使用においても性能低下が少なく、耐候性や防塵・防水性能が確保されています。これらは特に安全性や信頼性を重視するユーザーに適しています。
純正フォグの費用イメージ

aisyalaboイメージ:私のフリード 純正フォグランプ装着例
区分 | 内容 | 目安価格(税込) | 備考 |
---|---|---|---|
本体クリア | LED 7W(片側)左右セット | 30,800円 | 品番 08V31-TKR-A00 |
本体イエロー | LED 7W(片側)左右セット | 33,000円 | 品番 08V31-TKR-B00 |
取付アタッチメント | ブラケット・ハーネス等 | 16,500円 | 品番 08V38-33F-000 |
フォグライトガーニッシュ | 外装ガーニッシュ | 16,500円 | 品番 08V38-33F-000G |
合計(クリア) | 本体+必要部品 | 63,800円 | 工賃別・1.6H目安 |
合計(イエロー) | 本体+必要部品 | 66,000円 | 工賃別・1.6H目安 |
【社外品】交換・取付費用の相場と注意点

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社外品フォグランプやLEDバルブは、価格帯が幅広く、7,000円から30,000円程度で入手できる製品が多く見られます。工賃は作業内容によって1,000円から20,000円程度まで差があり、単純なバルブ交換であれば低コストで済む一方、ユニットごと交換する場合や配線加工が必要な場合は高くなります。
社外品の魅力は、明るさや色温度の選択肢が豊富で、デザイン性や機能面で自由度が高いことです。中には2色切替や高光束を謳う製品もあります。しかし、製品によっては配光が適正でないものもあり、光が散乱して対向車を眩惑させる危険があります。特にルーメンやカンデラなどの明るさを示す単位は混在しており、測定条件も製品ごとに異なるため、単純な数値比較では性能を正確に判断できません。
また、フォグランプは雨や雪、泥はねといった過酷な環境にさらされるため、IP規格(防水・防塵性能)の等級や放熱設計の有無を必ず確認する必要があります。加えて、国土交通省の保安基準に適合する色(白色または淡黄色)であることが必須条件です。
信頼できるメーカーの実測データや配光図を確認し、車検対応を明確にしている製品を選定することが、後々のトラブル防止につながります。
オートバックスやイエローハットで後付けする場合

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カー用品量販店での後付けは、在庫の確認や予約がしやすく、費用が明確な点がメリットです。店舗には汎用のLEDバルブや車種別対応のフォグユニット、専用ハーネスが揃っており、その場で製品選びから取り付けまで完結できます。
工賃は作業内容によって異なり、単純なバルブ交換なら短時間かつ低コストで済みますが、ユニット追加や配線引き回しが必要な場合は半日程度かかることもあります。特にフリードのようにバンパー脱着が伴う作業では、事前に作業時間と費用の見積もりを確認しておくことが重要です。
量販店で取り付ける場合は、メーカー保証と店舗保証の両方を適用できるか確認しておくと安心です。取り付け後は雨天走行後の結露や点灯不良がないかを点検し、万一の不具合にすぐ対応できる体制を整えることが推奨されます。こうした店舗施工は手軽さとスピード感があり、忙しいユーザーにも向いています。
フリードGT系 フォグランプ型番、 価格の目安

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フリードGT系(GT1、GT3、GT5、GT7など)向け純正LEDフォグランプは、ホンダアクセスで明確な品番と価格が案内されています。クリアタイプは品番08V31-TKR-A00で30,800円、イエロータイプは品番08V31-TKR-B00で33,000円です。さらに、取付アタッチメント(品番08V38-33F-000)が16,500円、フォグライトガーニッシュ(品番08V38-33F-000G)も16,500円となります。
必要部品を合計すると、クリアタイプで63,800円、イエロータイプで66,000円(いずれも工賃別)が目安となります。ネット通販でも同品番で販売されているケースが多く、適合車種や型式が明記されていますが、購入時には必ず年式やグレードを確認し、適合の有無を確定させることが欠かせません。
特にGT系はグレードによって標準装備の有無が分かれるため、追加購入を検討する場合には装着済みかどうかの確認が必要です。また、価格は販売店や時期によって変動するため、複数の販売経路で比較検討することでコストを抑えられる可能性があります。
フリードGT系 フォグランプのおすすめ、選び方
フリードGT系のフォグランプを選ぶ際は、まず純正品を基準に検討するのが堅実です。純正品は車両設計と完全に適合しており、配光や光軸、防水性能、耐久性がメーカーの品質基準を満たしています。また、車検対応や保証適用の面でも安心感があります。
色の選び方については、走行環境と好みによって分かれます。イエローは悪天候時の視認性に優れ、雨や霧、雪道でのコントラスト向上が期待できます。一方、クリア(白色)はヘッドライトとの色味が統一され、都市部や高速道路での視認性と見た目の一体感が高いです。
コストを抑えつつ機能性を高めたい場合は、社外品の2色切替タイプも選択肢になります。このタイプは白色と黄色を状況に応じて切り替えられ、晴天時と悪天候時で使い分けが可能です。ただし、国土交通省の保安基準に準じて、白色または淡黄色で車検を通せること、左右で同一色が点灯すること、カットラインが明確であることを必ず確認してください。
夜間の走行が多い方は、光束の安定性や熱ダレ耐性といった長時間使用時の性能も重視することが推奨されます。特に高出力製品は発熱対策がしっかりしているかどうかが寿命に直結するため、放熱フィンや冷却ファンの有無、構造設計までチェックする価値があります。
フォグランプ装着によるメリット

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フォグランプは悪天候や夜間走行時の安全性を高める装備です。車体下部から広角に照射することで、雨や霧で視界が悪化した状況でも路面や路肩を明確に照らし出し、障害物や歩行者の早期発見を助けます。ヘッドライトの光が乱反射する場面でも、フォグランプは低い位置から照らすため、視界の確保に有効です。
また、デザイン面の効果も見逃せません。バンパー下部に追加の光源があることで、車両のフロントマスクが引き締まり、精悍な印象を与えます。これは中古車市場での評価にも影響し、装着車は非装着車に比べて需要が高い傾向があります。
安全性と視認性の向上に加え、雪道や未舗装路などの厳しい環境下でも安定した走行をサポートする役割が期待できます。特に地方や山間部、沿岸地域に住むドライバーにとっては、実用性の高い装備といえるでしょう。
フォグランプ装着時のデメリット

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一方で、フォグランプ装着にはいくつかの注意点もあります。まず、取り付け費用や部品代などのコストがかかること、さらに車両重量がわずかに増加する点です。これらは燃費や加速性能にごくわずかな影響を与える可能性があります。
光軸や配光が不適切な場合、対向車や歩行者を眩惑させるリスクが高まります。特に高光束タイプや安価な社外品では、発熱による光量低下(熱ダレ)や寿命の短さが問題となる場合があります。
また、車検適合範囲外の色温度や光量の製品を装着すると、車検で不適合と判断される恐れがあります。都市部など明るい場所ではフォグランプの必要性が低いこともあり、常時点灯は周囲への配慮を欠く行為となりかねません。使用環境や目的を明確にし、必要な場面でのみ活用する姿勢が望まれます。
新型 フリード フォグランプのまとめと選択ポイント
- 新型フリードのフォグランプはグレードにより標準装備とオプションに分かれる
- クロスター系はLEDフォグが標準でエア系はディーラーオプション設定が多い
- 中古や在庫車はバンパー形状とスイッチで装着有無を確認できる
- GT系の型式でもグレードによってフォグランプの有無は異なる
- 標準装備車は流通量が多くリセールバリューに有利な傾向がある
- フォグランプは雨霧雪など悪天候時の視界確保に役立つ
- 白色と淡黄色は車検適合で環境に合わせた選択が可能
- エアロバンパーとセットの純正フォグは外観と耐久性に優れる
- 標準バンパー用純正フォグは専用設計で配光と操作性が自然
- ディーラー後付けは適合確認と純正手順での施工が安心
- 純正品は車両設計との整合性と保証対応で信頼性が高い
- 社外品は価格やデザインの選択肢が広いが適合と性能確認が必須
- 量販店での後付けは即日対応可能で在庫や工賃が明確
- GT系純正フォグの品番と価格は公式情報を元に確認できる
- 選択時は使用環境やコストを考慮し適正なタイプを選ぶ