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フリードハイブリッド(e:HEV)の寿命について検索している方の多くは、e:HEV搭載車の駆動用バッテリーがどれほど持つのか、またバッテリー交換費用やバッテリー値段、交換時期について気になっているのではないでしょうか。
この記事では、ホンダ ハイブリッド車であるフリードe:HEVの特徴をはじめ、リチウムイオンバッテリーのバッテリー寿命やバッテリー耐用年数、さらに寿命を迎えたバッテリーへの対処方法について詳しく解説します。
また、旧型に搭載されていたimaバッテリーとの違いや、ニッケル水素バッテリーとの比較、そしてバッテリー長持ちのコツなども紹介します。
ハイブリッド車とガソリン車の違い、そしてハイブリッド車 ガソリン車 比較の観点も押さえながら、バッテリー交換時にかかるメーカー別 バッテリー対応の考え方にも触れていきます。
フリードハイブリッドを選ぶ際の判断材料として、この記事があなたの疑問解消に役立ちます。
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・フリード整備ガイド|費用から寿命まで徹底解説【2025年最新版】
- 駆動用バッテリーの寿命と交換時期の目安
- バッテリー交換費用の相場と節約方法
- フリードe:HEVの耐久性やメンテナンスの重要性
- ハイブリッド車とガソリン車のコスト比較
フリードハイブリッド(e:HEV)の寿命とは?

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フリードハイブリッドe:HEVとは?

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- モーター主体の3モード切替式ハイブリッドシステムで力強く効率的な走行を実現
- 「Honda SENSING」による充実の予防安全・運転支援機能
- 優れた小回り性能と視界の良さで扱いやすさも抜群
新型フリード e:HEVは、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」により、モーター中心の力強く静かな走行を実現。走行状況に応じてEV・ハイブリッド・エンジンの3モードを自動切替し、高効率で滑らかな走りを提供します。
最大135kWのモーター出力や1.5L i-VTECガソリンエンジンにより、低速から高速まで軽快な加速を体感可能。リアルタイムAWDと組み合わせれば雪道や悪天候下でも安心感が高まります。
小回り性能にも優れ、視界や操作性も追求。アジャイルハンドリングアシストやステップアップ・ステップダウン制御により、コーナリングや減速時も自然で快適な挙動を実現。電子制御パーキングブレーキやオートブレーキホールドなど、使い勝手を高める装備も充実しています。
車両の横すべり時など限界領域で作動するVSAに対し、ドライバーのステアリング操作に合わせて限界領域の手前でブレーキを緻密に制御し、コーナリング時にスムーズで且つ、狙い通りの走行ラインをトレースしやすくする旋回支援システムが「アジャイルハンドリングアシスト」です。
安全面では、先進の「Honda SENSING」を搭載。衝突軽減ブレーキ(CMBS)や渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットインフォメーション、路外逸脱抑制機能など、多彩な支援機能が運転者の負担を軽減。夜間はオートハイビームやアダプティブドライビングビーム(タイプ別設定)が視認性をサポートします。
衝突安全性能としては、多重衝突を抑える衝突後ブレーキシステムや、各席に対応したエアバッグ、衝撃吸収構造のG-CONボディを採用。全席シートベルトリマインダーやロードリミッター付きプリテンショナーも標準装備し、乗員の保護性能を向上させています。駆動用バッテリー耐用年数と寿命は?
このように言うと気になるのが、駆動用バッテリーの寿命です。駆動用バッテリーはモーターを駆動させるための主要な電源であり、ハイブリッド車全体の性能や走行効率に直結する極めて重要なパーツです。そのため、バッテリーの状態が車両全体のコンディションに大きな影響を与えると言っても過言ではありません。
フリードe:HEVでは、軽量かつ高性能なリチウムイオンバッテリーが搭載されています。このバッテリーはエネルギー密度が高く、長寿命であることが特徴です。通常の通勤や買い物など、日常的な使い方をしている限りでは、寿命の目安として10年、または15万キロ程度と見込まれています。
これは、一般的なガソリン車のエンジン部品の耐用年数と同等か、それ以上に相当する数字です。
ハイブリッドe:HEV車の耐用年数や寿命について

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ただ、フリードハイブリッドの寿命はバッテリーだけで判断できません。車全体の耐久性という視点でも評価が必要です。
ホンダのe:HEVは、耐久性に優れた設計がされており、エンジンや電装系も10年以上使える耐用年数を前提に開発されています。
さらに、車体や足回りも長期間の使用に耐えうる高い品質で製造されており、整備を怠らなければ、20万キロ近く走行できるケースも珍しくありません。
また、定期的なメンテナンスを行うことで、寿命をさらに延ばすことも可能です。例えば、オイル交換やフィルター清掃、タイヤのローテーションなどを定期的に行うことで、車両全体の負担を軽減し、より快適な走行が維持されます。
ホンダのハイブリッドバッテリー寿命の目安

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また、ホンダのハイブリッドバッテリーに関する一般的な寿命の目安は5~8年です。これはメーカー保証の対象にもなっており、新車購入後5年間または10万キロまでの保証が付いています。
「ホンダ公式サイトによると、ハイブリッドバッテリーにはメーカー保証期間が設定されており、新車登録日から5年間、または走行距離10万kmまでが保証対象とされています。」
* 出典元: ホンダ お客様相談センター :【フリード】ハイブリッドバッテリーの耐用年数はどのくらいですか
もしこの期間を過ぎても大きな劣化は少ないとされていますが、少しでも異常を感じた場合は早めの点検が推奨されます。
保証を過ぎたあとでも、走行中の燃費が急に悪化したり、エンジン始動の頻度が高くなるなどの変化が見られた際には、駆動用バッテリーの点検を受けると安心です。定期的な診断を行うことで、異常の早期発見が可能になります。
» 2025年版:フリードのバッテリー交換費用と相場・目安を徹底解説
ニッケル水素とリチウムイオンバッテリーの違い

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ここで、ニッケル水素とリチウムイオンバッテリーの違いを整理しておきましょう。ニッケル水素はコストが安く信頼性が高い一方、重量がありエネルギー密度は低めです。
リチウムイオンは軽量で高性能ですが、高温に弱いという欠点があります。フリードe:HEVではリチウムイオンが主に採用されており、高効率と軽量化を実現しています。
また、ニッケル水素バッテリーは長年の実績があり、トヨタ車などで多く採用されています。
一方でリチウムイオンは新しい技術を活用しており、充電速度が早く、充放電の効率も良好です。それぞれの特性を理解したうえで、車種や利用目的に応じて選ぶことが大切です。
バッテリー寿命を長持ちさせる方法とは?

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こうして見ると、バッテリーの寿命を少しでも延ばしたいと思うのは当然です。高温下での駐車を避け、こまめに走行してバッテリーを循環させることがポイントです。
特に夏場は直射日光を避けた日陰や屋根付きの駐車場を選ぶとよいでしょう。また、過放電や満充電状態を長時間続けることも避けるべきです。
さらに、週に1~2回程度の定期的なドライブを習慣にすることで、バッテリーを活性化させ、自然放電を防ぐことができます。
バッテリーの健康状態を表示する車両もあるため、それらを活用して状態を把握し、必要に応じて専門店での点検を受けると良いでしょう。
フリードハイブリッド(e:HEV)の寿命と交換費用の目安

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バッテリーの値段・交換費用・交換時期

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私であれば、バッテリーの交換費用も車選びの重要な判断材料とします。
フリードハイブリッドの補機用12Vバッテリーは2万〜3万円程度で交換できますが、駆動用バッテリーは20万〜40万円程度の費用がかかることがあります。交換時期の目安は10年または15万キロですが、前述の通り、使用状況によって異なります。
「一般的なハイブリッド車の駆動用バッテリー交換費用について、自動車情報サイトの調査では、新品のリチウムイオンバッテリーで交換する場合15万円から40万円程度が目安とされており、リビルド品(再生部品)を利用することで10万円から15万円程度に抑えることも可能とされています。」
出典元 : navigate-amc.net ハイブリッド車のバッテリー交換費用はどのくらい?大手メーカー3社の交換費用相場を紹介!
また、バッテリーの交換費用にはバッテリー本体だけでなく、交換作業にかかる工賃も含まれます。ディーラーや整備工場によっては工賃に差があるため、複数の見積もりを取ることをおすすめします。
中古品やリビルト品を選ぶことで、コストを抑えることも可能ですが、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
» 2025年版:フリードのバッテリー交換費用と相場・目安を徹底解説
駆動用バッテリーの値段・交換費用・交換時期

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実際、駆動用バッテリーの交換となると高額な出費になります。リチウムイオンバッテリーは1ユニットあたり15万円前後が相場で、工賃などを含めると合計で30万円近くかかることもあります。
これを避けるためにも、早期点検や異常の兆候に気づくことが重要です。
定期点検の際に、バッテリー診断を依頼しておくと、内部抵抗の増加や充電効率の低下といった初期症状を早めに察知できます。
また、保証期間内に発生した不具合については、無償で対応してもらえることが多いため、車検時には保証の有無も確認しておきましょう。
IMAバッテリーとは?交換費用の目安

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言ってしまえば、IMAバッテリーとはホンダが以前採用していたハイブリッド用バッテリーの名称です。フリードの初期型にはこのシステムが搭載されており、交換費用はおおよそ15万〜20万円が相場です。
なお、現在のe:HEVとは異なる方式であり、互換性はありませんので注意しましょう。
また、IMAシステムは今のe:HEVほど効率的ではないため、燃費やモーターの出力も控えめでした。そのため、交換を考える場合は、バッテリー単体ではなく車両全体の状態を見ながら、買い替えを検討するのも一つの選択肢です。
寿命を迎えたバッテリーの対応とは?どうなる?

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このとき、駆動用バッテリーが寿命を迎えた場合、警告灯の点灯や走行中の加速力低下といった症状が現れます。エンジンが頻繁にかかるようになった場合も要注意です。
その場合は速やかにディーラーに相談し、純正バッテリーとの交換を検討してください。交換を怠ると車両の走行に支障が出る恐れがあります。
また、バッテリーの不具合は突然起きるものではなく、徐々に現れるケースが多いです。したがって、燃費の悪化や加速力の低下など、日常の変化に注意を払うことが大切です。
予防的な視点でメンテナンスを行うことが、安心して長く乗り続けるための鍵になります。
ハイブリッド車とガソリン車はどちらがお得なのか?

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ここから、ハイブリッド車とガソリン車のどちらが得かという議論になります。燃費面ではハイブリッド車が有利ですが、車両価格やバッテリー交換費用を考慮するとガソリン車に軍配が上がるケースもあります。
とはいえ、通勤などで毎日長距離を走る方にとっては、燃料コストの削減効果が大きく、結果的にお得になることも多いでしょう。
また、環境意識の高まりやエコカー減税の恩恵を受けられる点でも、ハイブリッド車には優位性があります。
初期投資は高くても、ランニングコストで十分に取り返せる場合もあり、車の使用状況によってはトータルでの経済性が高くなることも少なくありません。
» フリードの馬力不足は本当か?購入前に知っておきたいポイント
まとめ:フリードハイブリッド(e:HEV)の寿命に関する総括
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フリードe:HEVはモーター主体の3モードハイブリッドで高効率な走行が可能
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駆動用バッテリーには高性能なリチウムイオンを採用
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駆動用バッテリーの寿命は10年または15万キロが目安
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バッテリー状態は車両全体のコンディションに直結する重要要素
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e:HEVシステムは10年以上の耐久を前提に設計されている
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適切な整備により車全体で20万キロ近く走行可能
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定期メンテナンスが寿命延長に寄与する
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ホンダのハイブリッド保証は5年または10万キロまで
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リチウムイオンは軽量かつ高密度で充放電効率が高い
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高温や過放電を避けることが寿命延長のコツ
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駆動用バッテリー交換費用は工賃込みで30万円前後
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補機用バッテリーは2万〜3万円で交換可能
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IMAバッテリーは旧型モデルに採用され現行モデルと互換性なし
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バッテリー劣化時は加速力低下や警告灯で兆候が現れる
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ハイブリッド車は長距離走行や環境面での利点が大きい
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