こんにちは。aisyalabo運営者のtomomoです。
N-BOXカスタムターボの燃費について調べていると、カタログ値と実際の燃費はどれくらい違うのか、街乗りと高速ではどちらが有利なのか、さらにFFと4WDでどのくらい差が出るのかなど、知りたいポイントがいくつもありますよね。
でも検索しても数字だけが並んでいて、自分の使い方だとどうなるのかイメージしづらいことも多いと思います。
私も実際にN-BOXを走らせたり、ユーザーの実燃費データや走行環境の違いを比較しながら、どう考えると納得できるのかを整理してきました。
この記事では、単に数値を紹介するだけではなく、なぜ燃費が変わるのか、どんな条件で上下しやすいのかを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
読み終える頃には、あなたの走り方ならどれくらいの燃費になるのかが具体的にイメージできて、車選びや乗り方の判断がしやすくなるはずです。
- N-BOXカスタムターボのカタログ値と実燃費の違い
- 街乗りと高速道路で変わる燃費の理由
- FFと4WD、NAとの比較で分かる選び方
- 今日からできる燃費改善の具体策
N-BOXカスタムターボの燃費を徹底解説
N-BOXカスタムターボでの実燃費の目安

aisyalaboイメージ
カタログ燃費(WLTCモード)は、あくまで「一定条件下で測定された参考値」です。N-BOXカスタムターボ(JF5/JF6)の公式カタログ燃費は、2WDで約20.3km/L、4WDで約18.4km/Lが目安になります。(出典:Honda公式「N-BOX」主要諸元)
しかし、あなたが日常で体感する燃費は、多くの場合この数値より低くなります。私の体感やユーザーの走行記録から見ると、日常的な実燃費は以下に落ち着きやすいです:
- 2WD(FF):約14〜17km/L
- 4WD:約12〜15km/L
特に短距離移動や渋滞が多い地域では、エンジンの暖気が完了する前に走行が終わってしまうことが多く、10〜13km/Lまで落ちるケースも普通にあります。
逆に、信号の少ない郊外道路や高速巡航がメインであれば、18〜20km/L前後まで伸びることも多いです。
ここで大切なのは、燃費は車の個体差より「走り方と環境」の影響を圧倒的に受けるという点です。
なぜここまで差が出るの?
N-BOXカスタムターボは、軽自動車の中でも車高が高く、室内空間が広いのが強みです。ただし、車高が高いということはその分空気抵抗を受けやすい設計だということでもあります。
この空気抵抗は速度が上がるほど強く働き、同じスピードで走っていても、背が低い車より燃費が落ちやすくなることがあります。
また、ターボエンジンは「出力に余裕がある」代わりに、加速時に踏み込み量が増えると燃料消費も増えます。逆に言えば、アクセル操作次第で燃費はしっかりコントロールできるとも言えます。
ポイントは、「一定の踏み加減で走ること」と「停止回数を減らすこと」。このふたつだけで燃費は本当に変わります。
実燃費を良くするための前提の考え方
実燃費を上げるために大事なのは、燃費計を見ながら走る…ではなく、車の負担を減らす運転に変えることなんですよね。
例えば、アクセルは「踏む → 離す」ではなく、「踏む → そのまま少し保つ → なだらかに離す」という意識に変えるだけで回転数が安定して、燃費が目に見えて変わってきます。
これ、本当に体感で分かるので、ぜひこの記事のあと試してみてください。
なお、燃費の評価は「1回の給油だけで判断しない」こと。気温・風・渋滞・荷物など条件が変わるため、最低でも3回給油分で平均値を見るのがおすすめです。
街乗りでの燃費傾向

aisyalaboイメージ
街乗りは、N-BOXカスタムターボにとって最も燃費が落ちやすいシーンです。
ここは「気持ちよく走れるかどうか」と「燃費が良いかどうか」が反比例しやすい場面でもあります。
まず前提として、街中での走行は信号・渋滞・低速でのストップ&ゴーがとても多いですよね。このストップ&ゴーが燃費を下げる大きな要因です。
エンジンは、加速する瞬間に最も燃料を使います。特にターボ車は「アクセルを深く踏めばしっかり加速できる反面、燃料も多く噴射される」仕組みです。
そのため、発進する瞬間のアクセル量がそのまま燃費に直結します。
また、街乗りで燃費が伸びにくい大きな理由として、エンジンが十分に温まらないまま走行が終わってしまうという点があります。
片道3km〜5kmくらいの短距離を何度も繰り返すと、エンジンは常にウォームアップ途中のまま。
これだと燃費は確実に落ちます。N-BOXのような背の高い軽は車重もあるため、この差が顕著に出やすいです。
では、街乗りで燃費を改善するコツは?ここで大事なのは「ちょっとしたクセを直す」だけでいい、ということです。
街乗りでの燃費改善ポイント
- 発進はアクセルを「スッ」と軽く → いきなり踏み込まない
- 前の車の動きをよく見て、ブレーキ回数を減らす
- 短距離移動が続く時は、用事をまとめて走る
- アイドリングストップは、渋滞ではオン・頻繁な停止では状況で使い分け
「走り方」よりも「走る状況」が燃費に影響しやすいのが街乗り。あなたの地域の交通状況を基準に考えるのが正解です。
なお、冬は燃費が落ちやすくなります。特に寒冷地では暖機+暖房で燃費は確実に下がるので、「この時期はそういうもの」と理解しておくのがストレスを溜めないコツです。
高速道路走行時の燃費

aisyalaboイメージ
高速道路は、N-BOXカスタムターボが最も燃費を伸ばしやすい場面です。ポイントは「走行が安定していること」。
発進・停止の回数が劇的に減るため、燃料を使うタイミングが少なくなります。N-BOXカスタムターボなら、条件が整えば18〜20km/L近くまで伸びるケースも普通にあります。
ただし、高速走行で燃費が変わる大きな要因がひとつあります。それが速度と空気抵抗です。車はスピードが上がるほど空気抵抗を受け、その抵抗は「速度の二乗に比例」して増えます。
つまり、時速90kmから110kmへ上げると、体感ではわずかな差でも燃費はハッキリ落ちます。
また、追い越しを繰り返してアクセルを「踏む → 戻す」を何度も繰り返すと燃費はどんどん落ちます。車間を広く取って、巡航の時間を長くするのがコツです。
向かい風・坂道・積載量も燃費に影響する
高速では風の状況でも燃費が変わります。とくに向かい風は大敵で、まるで「常に上り坂を走っている状態」になります。また、荷物や乗員が多いと車重が増えるので、これも燃費を下げる要因です。
高速でクルーズコントロールを使うと、上り坂で回転が上がりすぎて燃費が下がることがあります。上りは手動に切り替えると安定します。
なお、高速走行時の燃費に関して根拠となる基本構造は、環境省・国交省が定めるWLTCモードの試験区分に基づきます。(出典:国土交通省「自動車の燃費性能表示制度」)
こうした特性を踏まえれば、高速はN-BOXカスタムターボにとって「燃費が伸びるチャンス」なんですよね。長距離のお出かけ予定がある時は、むしろ燃費的には嬉しい時間になるかもです。
NAモデルとの燃費差
ここでは、N-BOXカスタムのターボとNA(ノンターボ)の燃費差について、実際の走り方・地域性・使い方に踏み込んでお話しします。
「ターボは燃費が悪い」というイメージはよく聞きますが、これは半分正解で半分は誤解です。
というのも、燃費は“エンジンの種類”だけでなく、“あなたがどこをどう走るか”の影響のほうが大きいからなんですよね。
まず、カタログ値の比較から整理します。N-BOXの現行モデルでは、NAがWLTCでおおむね21.5km/L前後、ターボが20.3km/L前後となっています。
差は約1〜2km/L。数字だけ見ると「ターボは燃費悪いんだな」と思いがちですが、実際の街中や郊外での体感燃費では、必ずしもこの差がそのまま出るわけではありません。
理由は、ターボエンジンのトルク特性にあります。ターボは、低回転からしっかりトルク(力)が出せるため、発進や坂道、合流のときに「アクセルを踏み込まなくてもスムーズに進める」という強みがあります。
一方、NAはグッと踏み込まないとパワーが出にくいため、結果的に燃料を余計に使う場面もあるんですよね。
また、乗車人数や積載量でも差が出やすいです。家族4人+荷物という状況なら、ターボは余裕を持って走れるため、アクセルを踏み増さない=燃費が安定するケースが多いです。
逆にNAは「頑張って走る時間が増える」ため、燃費が下振れしやすいこともあります。
結論:どちらが燃費で得かは「地域と走り方」で決まる
なお、カタログ燃費はWLTCモードという基準に基づいており、この試験条件については国土交通省が公開しています。(出典:国土交通省 自動車の燃費性能表示制度)
4WD仕様の燃費低下

aisyalaboイメージ
次に、FF(2WD)と4WDの燃費差について深掘りします。4WDは「安全性・安心感が高い」という大きな長所がある一方で、燃費に関しては確実に影響が出ます。
理由は、とてもシンプルで車重と駆動系の抵抗が増えるからです。
N-BOXカスタムターボの場合、WLTCでは2WDが20.3km/L、4WDが18.4km/Lとなっており、カタログ段階で約2km/Lの差があります。
実燃費でも、一般的には2〜3km/Lほど4WDが下がることが多いです。これは日常の運転の中でも体感しやすい差です。
ただし、「4WD=燃費が悪いから選ばないほうがいい」と断言するのは違います。雪道・凍結路・濡れた坂道など、滑りやすい場面での安心感は、何よりの価値です。
特に家族を乗せることが多いなら、燃費よりも「安定して走れること」を優先する選択は十分ありだと思っています。
4WDを選ぶべき人
- 雪国・山間部に住んでいる
- 冬に高速を長距離走ることが多い
- 雨の日でも坂道・橋・陸橋をよく通る
- 家族を乗せる機会が多く、安心感を優先したい
こちらの記事も合わせてチェック→NBOX 4WDターボ車が雪道で実感できる安心と快適性とは?
逆に、暖かい地域・都市部での走行が中心の人なら、FFで十分なケースが多いです。この場合は、燃費面でのメリットが素直に活きてきます。
N-BOXカスタムターボでの燃費を他車と比較
スペーシアとの燃費比較
N-BOXカスタムターボとよく比較されるのが「スペーシアカスタムターボ」です。特に燃費については、あなたも「どっちが実際に安く乗れるの?」と気になるところだと思います。
結論から言うと、市街地(街乗り)中心ならスペーシアが有利、郊外〜高速が多いならN-BOXカスタムターボも十分互角です。
スペーシアカスタムはマイルドハイブリッドを搭載しており、減速時のエネルギーを回収して発電し、その電力で発進時や低速走行をアシストします。
この「発進をサポートする仕組み」が、ストップ&ゴーの多い街中で特に効きます。いわば、アクセルを踏み出す瞬間にそっと手助けしてくれるようなイメージです。
| 車種 | パワートレーン | WLTC(2WD) | WLTC(4WD) |
|---|---|---|---|
| N-BOXカスタム ターボ | 660ccターボ | 20.3km/L | 18.4km/L |
| スペーシアカスタム ターボ | 660ccターボ+マイルドHV | 〜21.9km/L | 〜19.8km/L |
※年式・グレードで数値は変わります。最新情報は公式カタログを確認してください。(出典:スズキ公式 スペーシアカスタム)
ただし、「燃費の数字が良ければ実際の使い勝手も勝ち」というわけではありません。N-BOXカスタムターボは、車体剛性・静粛性・直進安定性の高さに強みがあります。
とくに街中からバイパス、高速まで走り方に幅がある人は、走りがしっとりして疲れにくいN-BOXの良さを強く感じやすいです。
つまり、選び方の基準はこうなります。
もしあなたが「買い物・送迎中心だけど休日は長距離も行く」というタイプなら、どちらも候補に残ります。
そこで重要になるのは、試乗して加速のフィーリングを感じること。燃費数字だけではわからない「相性」があります。
タントカスタムとの燃費比較
タントカスタムRSも、N-BOXカスタムターボとよく比較される存在です。こちらはダイハツの「DNGA」プラットフォームや「D-CVT」といった、燃費と走りの両立を狙った技術が採用されています。
特にD-CVTは、一般的なCVTとは異なりベルト+ギヤを併用することで、伝達効率を高めつつ加速レスポンスも改善。これにより高速域での燃費改善が期待できます。
さらに、街乗りで効くアイドリングストップも併用することで、WLTCカタログ値ではN-BOXターボよりわずかに上回るケースが多いです。
| 車種 | 主要技術 | WLTC(2WD) | WLTC(4WD) |
|---|---|---|---|
| タントカスタム RS | D-CVT / アイドリングストップ | 〜21.2km/L | 〜19.6km/L |
| N-BOXカスタム ターボ | VTECターボ / CVT | 20.3km/L | 18.4km/L |
※一部年式・グレードはアイドリングストップ非搭載。最新情報は公式を確認。(出典:ダイハツ公式 タント)
ただし、タントカスタムは「乗り降りのしやすさ(ミラクルオープンドア)」や実用性の高さがまず目立つモデルです。
それに対して、N-BOXカスタムターボは直進安定性・座り心地・静粛性・走りの疲れにくさが特徴。
ここが選ぶポイント
燃費だけでは比較できない理由:
「走りの快適さ」は日々のストレス量に直結します。数字より体感が大事。
実際、2台を比較して悩む人の多くが最終的に「どちらが疲れにくいか」「座り心地が合うか」で決めています。もし迷っているなら、片道30分以上の試乗をおすすめします。
短時間では差が分かりません。
N-BOXカスタムターボの燃費は悪い?

aisyalaboイメージ
「N-BOXカスタムターボは燃費が悪いって聞いたんだけど…」という声はけっこう多いです。
でも、結論からいうと“数字だけ見ると少し不利だけど、実用では十分優秀”というのが私の考えです。
たしかに、スペーシアやタントの一部グレードは、マイルドハイブリッドやD-CVTの恩恵でカタログ燃費がわずかに上回ることがあります。
「表に出る数字」だけを比較すると、どうしてもN-BOXカスタムターボは劣って見えがちなんですよね。
でも、ここで大事なのは“実際に使う環境でどうか”です。
N-BOXカスタムターボは、ターボらしい余裕のある加速と、Hondaの得意とする剛性感のあるボディ・快適な乗り心地・直進安定性が特徴。これによって、アクセルを必要以上に踏み込まずに市街地〜高速までスムーズに走りやすいんです。
また、実燃費の多くは14〜17km/Lの範囲に収まりやすいという点も大切。
これは軽スーパーハイトワゴンという車型を考えると、かなり優秀なほうです。背が高く、車重もあるジャンルなので、燃費的にはどうしても不利な構造なんですよね。
それでもこの数値が出ているということは、パワートレーンと車体剛性のバランスがしっかり取れている証拠でもあります。
さらに、燃費に影響するのはエンジンだけではありません。走行環境・道路状況・季節・タイヤや荷物の量、そしてあなたの運転のクセ…。
こうした条件が合わさった結果として、燃費が良くなったり悪くなったりします。
「ハイブリッドだから絶対燃費が良い」とは限らないし、「ターボだから悪い」というのもまた違います。実際は“走る場所と走り方の相性”がいちばん効きます。
詳しい実測レンジと改善策は、N-BOXカスタムターボの燃費が悪い?実態と改善策で深掘りしています。
では、N-BOXカスタムターボはどんな人に向いている?
- 坂道や合流が多い地域で走る人
- 高速やバイパスをよく使う人
- 家族を乗せて移動することが多い人
- 乗り心地や静粛性、運転のしやすさも重視したい人
こうした使い方では、ターボの余裕が効いて、「必要以上にアクセルを踏まずに走れる=結果的に燃費が安定する」場面が多くなります。
だから、もしあなたの生活圏が上のタイプに当てはまるなら、燃費だけでターボを選択肢から外すのはもったいないかもです。
燃費改善の運転とメンテ術

aisyalaboイメージ
ここからは、今日からすぐにできる燃費アップの実践テクニックを紹介します。「運転を変える」と聞くとちょっと構えちゃうかもしれませんが、実際はほんの少しの意識で大丈夫です。
まずは“発進”がいちばん大事
燃費は、アクセルを踏んだ瞬間に最も影響します。特に街乗りで燃費が下がりやすい理由はストップ&ゴーが多いから。
- 発進は「スッ」と軽く踏む(ぐいっと踏まない)
- 加速は一定の力でジワ〜っと伸ばす
- 巡航に入ったらアクセルを一定に保つ
車間と減速のコントロールが燃費を決める
前の車にピタッと付くと、減速回数が増えます。減速するということは、再加速で燃料を使うということ。つまり、車間に余裕を持つ=燃費がよくなるんです。
メンテナンスも確実に効く
運転だけでなく、車の状態も燃費に大きく影響します。
- タイヤ空気圧 → 月1回チェック
- エンジンオイル → 早め交換(劣化すると効率が落ちる)
- 不要な荷物は降ろす → 車重は燃費に直結
また、エコドライブの考え方については国交省がまとめています。
(出典:国土交通省「エコドライブ推進」)
燃費は季節でも大きく変わります。特に冬は暖機+路面抵抗+エアコンで確実に下がります。落ちたからといって車の不調とは限りません。
高速安定性と燃費の両面は、N-BOXでの運転のしやすさにもまとめています。
ターボ車だからこそのコツ
ターボは「力がある=踏まずに進む」が正解。踏みすぎないスタイルが燃費と快適さを両立します。VTECターボの走らせ方は、N-BOX VTECターボの魅力と走行術でも詳しく解説しています。
「N-BOXカスタムターボの燃費」に関するよくある質問10選
-
Q: N-BOXカスタムターボの燃費は悪いの?
A: 他の軽自動車と比べて極端に悪いわけではありませんが、最近の軽自動車にはマイルドハイブリッド搭載で燃費性能に優れるモデル(例:スペーシア)があるため、比較するとN-BOXターボの燃費数値はやや見劣りするのは事実です。ただし実用上は20km/L前後(カタログ値)と十分良好で、走行環境によっては不満のない燃費を記録できます。 -
Q: N-BOXカスタムターボの実燃費はどれくらい?
A: 平均実燃費は15km/L前後と考えられます。カタログ値(WLTC)の約80~85%程度が目安で、ユーザーの使い方によって14~17km/L程度の範囲に収まるケースが多いようです。エアコン使用状況や走る地域によっても変わりますので、カタログ値より2~5km/L程度低い数値を想定しておくと良いでしょう。 -
Q: 街乗りだと燃費はどのくらい落ちる?
A: 信号待ちや渋滞が多い市街地走行(街乗り)では、燃費はカタログ値よりかなり低下します。N-BOXカスタムターボの場合、短距離の買い物や通勤などストップ&ゴーが頻繁な状況では10~13km/L程度まで落ち込む事例もあります。アイドリングストップ機能は付いていますが、発進加速時にターボで燃料を多く使うため、どうしても街乗り燃費は伸び悩みがちです。 -
Q: 高速道路では燃費は良くなる?
A: 高速巡航時には燃費が向上する傾向があります。一定速度で長距離を走る高速道路ではエンジンに負荷がかかりにくく、N-BOXカスタムターボでも18~20km/L前後の燃費を記録する例があります。ただし、坂道が多い高速や追い越しでアクセルを深く踏むシーンが多いと燃費は悪化します。また軽自動車は高速走行でエンジン回転数が上がりやすいため、速度を抑えめに走ることで燃費改善効果が期待できます。 -
Q: N-BOXのターボとNA(ノンターボ)では燃費に差がある?
A: NAエンジン搭載車の方がやや燃費は有利です。カタログ値ではN-BOXターボFFが20.3km/Lに対し、NAのFF車は21.5km/L前後と約1~2km/L良い数値が出ています。実燃費でもNA車の方が一般的にターボ車より数km/L高くなる傾向があります。ただしターボ車はパワーに余裕がある分、アクセルを無理に踏み込まずに済めば燃費差は縮まる可能性もあります。動力性能とのトレードオフなので、自分の用途に合わせて選ぶとよいでしょう。 -
Q: 4WD仕様だと燃費はどれくらい落ちる?
A: 4WD車はFF車に比べて燃費が悪化します。N-BOXカスタムターボの場合、WLTCカタログ値で約2km/Lの差(FF20.3 vs 4WD18.4)があり、実燃費でも4WDはFFより2~3km/L程度低下する報告があります。これは4WD機構の重量増加や駆動抵抗によるもので、雪道走行など4WDのメリットと燃費のデメリットを天秤にかけて選択する必要があります。 -
Q: 燃費を良くするための工夫はある?
A: 穏やかな運転と適切なメンテナンスが燃費向上の鍵です。具体的には急加速や急ブレーキを控え、車間にゆとりをもって流れに乗る運転を心がけるだけで燃費悪化を防げます。また短距離の運転を繰り返すと燃費が落ちやすいため、可能なら用事をまとめてエンジンが温まった状態で走行すると効率的です。タイヤの空気圧点検や不要な荷物を降ろして車両を軽く保つこと、早めのオイル交換でエンジンを良好に保つことも燃費改善に有効です。アイドリングストップ機能を正しく使いこなすことや、エアコンの設定温度を適切にする工夫も取り入れてみましょう。
N-BOXカスタムターボの燃費:総まとめ
N-BOXカスタムターボの燃費は、カタログで20.3km/L前後、実燃費は14〜17km/Lが中心。街乗りでは少し落ちますが、郊外や高速ではしっかり伸びます。
スペーシアやタントと比べても、燃費差は用途と地域で逆転することもあります。
最終的には、「あなたがどこを走るか・どう走るか」で燃費は大きく変わります。数字だけではなく、あなたの生活に寄り添ってくれるクルマかどうかで選んでみてくださいね。






