
ホンダ公式サイト
フリードのエアコンが最近効きにくい、車内の空気が気になると感じていませんか?この記事では、そんな悩みを持つ方に向けて、フリードのエアコンフィルター交換方法をわかりやすく解説します。
新型フリードGT1~GT8系をはじめとする各型式に対応した純正品番・型番の紹介はもちろん、旧型のgb3~gb7系など型式別の対応品番・型番についても詳しくまとめています。
さらに、フィルターの場所の見つけ方から、交換に適した時期、基本的な交換方法、交換費用の目安まで網羅。ディーラーやカー用品店での交換とセルフ交換の違いやメリット・デメリットも比較しています。
あわせて、掃除や簡単なメンテナンスの方法、長寿命タイプや脱臭機能付きなどのおすすめフィルターについても紹介しています。
フリードに乗っていて、エアコンフィルターの交換を考えている方は必見の内容です。自分に合った方法で、快適な車内空間を手に入れましょう。
- フリードのエアコンフィルターの設置場所と取り外し手順
- 車種別の適合型番や純正品と社外品の違い
- 交換時期やメンテナンスの基本知識
- セルフ交換と業者依頼それぞれの費用とメリット
フリードのエアコンフィルター交換方法

ホンダ公式サイト:内装
フィルターの場所と見つけ方
ここでは、フリードのエアコンフィルターがどこにあるのかを紹介します。多くのモデルでは助手席側のグローブボックス奥に収納されています。
そのため、最初にグローブボックスを開けて、中の物を取り出すのが基本作業になります。
例えば、gb5型であれば、グローブボックスの両側のストッパーを内側に押し込むことで、簡単に奥のスペースへアクセス可能です。車種によって若干の違いはあるものの、多くのフリードで似た構造になっています。
このように、難しい工具などは不要で、力もあまり必要ないため、初めての方でもスムーズに見つけられるでしょう。
GT1~GT8系 新型フリードの純正品番・型番
GT系フリードのエアコンフィルターには、ホンダ純正の専用部品が用意されています。代表的な型番としては「80291-TF0-003」が挙げられます。純正品を選ぶことで、フィット感や性能面において安心して使用することができます。
その理由は、純正品はホンダ車の車体設計に合わせて開発されており、通気性や防塵性能、さらにはフィルターの寿命に関してもバランスが取れているからです。また、エアコンの風量を維持するための最適な抵抗値が設定されているため、エアコン本体にも優しい構造になっています。
例えば、フィルターの向きや取り付け構造、はめ込み部分の厚みまでが緻密に設計されており、適合外の商品ではカバーが閉まらなかったり、風が漏れて効率が悪化するなどの問題が起きることがあります。さらに、非純正品では脱臭や抗菌機能が不十分なこともあるため、長期間快適な室内空間を維持するには純正部品が有効です。
純正部品の正しい型番を把握しておけば、カー用品店やネット通販でも安心して購入でき、万が一不具合が発生した際もスムーズに対応できます。定期点検の際などに確認しておくと、いざというときに役立ちます。
gb3~gb7系 対応の型番解説

aisyalaboイメージ
フリードは型番によって適合するエアコンフィルターが異なります。ここでは、gb3からgb7までの各型式に対応した型番を詳しく解説します。
例えば、gb3やgb4であれば「80291-SZW-J01」が主に適合し、gb5やgb6では「80291-TF0-003」などが広く使用されています。gb7についても、同様の製品で対応できる場合が多いですが、製造年式やグレードによって微細な違いがあるため、必ず適合表を確認することが大切です。
さらに、純正品と社外品では若干サイズや素材が異なることがあるため、安心して装着するにはメーカー公式の適合表に従って確認するのが確実です。近年ではオンライン上で簡単に適合検索ができる便利なツールも提供されており、型式や年式、車検証情報を入力するだけで対応フィルターを確認できます。
図解で確認できるように、各型番ごとの構造の違いはごくわずかに見えますが、実際にはフィルターの厚みや取り付け爪の位置、素材の層構成などが異なる場合があり、無理に装着するとカバーが閉まらない、フィルターが浮いてしまうといった問題が発生します。そのため、適合情報を正確に把握し、製品ラベルや取扱説明書にも注意を払いましょう。
フィルター交換の時期と目安
エアコンフィルターの交換時期は、快適な車内環境を保つ上でとても重要です。推奨される目安は1年または走行距離10,000km~15,000kmです。
これは、フィルターに蓄積されるほこりや花粉、PM2.5などが目詰まりを引き起こし、エアコンの風量低下やニオイの原因になるからです。
たとえば、使用環境が都市部や砂ぼこりの多い地域であれば、半年に1度の交換も検討してよいでしょう。特にアレルギーをお持ちの方は、定期交換が快適さを保つカギになります。
掃除やメンテナンスの基本手順
定期的なメンテナンスをすることで、エアコンフィルターの寿命を少しでも延ばすことができます。基本的には交換が前提ですが、交換前に簡単な掃除を行うことで、一時的に性能を回復させることも可能です。
まず、フィルターを取り出したら、表面に付着した葉っぱや虫などの大きなごみを軽く払います。次に、掃除機でほこりを吸い取ることで通気性をある程度回復できます。ただし、あくまで応急的な対応にとどめるべきです。
なぜなら、フィルター素材の奥に入り込んだ細かい汚れや菌は取り除けないからです。結果的に除去能力が低下するため、根本的な改善にはなりません。
フィルター交換方法
フリードのエアコンフィルターは、自分で交換することが十分に可能です。手順としては、まずグローブボックスの中身を空にし、両側を押し込んでボックス全体を下ろします。
次に、奥に見えるフィルターカバーの両端にあるツメを押しながら外し、古いフィルターを引き出します。そして、新品のフィルターを装着する際には、矢印(AIR FLOW)を下向きにして挿入します。
交換自体は5分程度で完了するため、作業が初めての方でも安心です。専用工具なども不要で、手順さえ守れば誰でもできるメンテナンス作業です。
フィルター交換時の注意点
エアコンフィルター交換時には、いくつかの注意点があります。まず、フィルターの上下を間違えないことが重要です。逆向きに取り付けてしまうと、通気性能や除去効果が著しく低下します。
また、汚れたフィルターを無理に掃除して再利用するのは避けましょう。表面はきれいに見えても内部に菌やほこりが残っているため、空気の質に悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、型番の誤認や互換性のない製品を購入してしまうと、取り付けできないこともあります。購入前には必ず適合表を確認しましょう。
» 新型フリードのエアコン!後部座席は冷える?リアクーラーの実力とは
フリードのエアコンフィルター選びと交換方法・費用

ホンダ公式サイト:内装
【ディーラー】とカー用品店【オートバックス】【イエローハット】の3社費用比較
交換場所 | 費用相場 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
ディーラー | 約6,000円前後 | 純正品使用、保証が安心 | 費用が高め |
カー用品店(例:オートバックス、イエローハット) | 約3,000〜4,000円台(割引適用で2,500円前後も) | コスパ良好、割引サービス豊富 | 純正品ではない場合あり |
エアコンフィルターの交換費用は、依頼する場所によって大きく異なります。一般的に、ディーラーでの交換では工賃が高めに設定されているため、部品代と合わせておおよそ6,000円前後になるケースが多く見られます。純正品の取り扱いや保証の安心感はありますが、費用を抑えたい方には割高に感じるかもしれません。
一方、カー用品店では部品代と工賃を合わせても3,000円台から4,000円台に収まることが多く、コストパフォーマンスを重視する方に人気があります。特に、オートバックスやイエローハットでは、会員向けサービスやピット作業割引、さらには期間限定の割引クーポンが提供されていることもあり、実質2,500円前後でフィルター交換が可能になることもあります。
さらに、一部の店舗では事前予約を活用することで、待ち時間の短縮や追加割引の恩恵を受けることもできます。作業時間はおおよそ15分から20分程度で、他の作業とセットで依頼すれば効率的です。
このように、価格やサービス内容には幅があるため、事前に比較検討し、ご自身の優先事項に合った交換場所を選ぶことが大切です。予算、信頼性、時間効率などを総合的に考慮して選びましょう。
» フリード(GB5系)エアコンが効かないのは要注意!不具合と改善法
セルフ交換のメリットと注意点
セルフ交換の最大のメリットは、何といってもコストを大幅に抑えられることです。業者に依頼する場合と比べて、工賃が不要となるため、フィルター本体の価格のみで済みます。現在では2,000〜3,000円程度の価格帯で性能の良いフィルターが数多く販売されており、ネット通販などを利用すればさらに割安で手に入ることもあります。
また、自分で作業を行うことで、フィルターの状態を直接確認できるため、目詰まり具合や汚れの蓄積などに気づくきっかけになります。これによって、次回の交換タイミングを自分で判断しやすくなり、車のメンテナンスに対する意識が高まります。さらに、車の構造に詳しくなれるという副次的なメリットもあり、DIY作業に自信を持てるようになるでしょう。
ただし、取り付け方向を誤ったり、適合しない商品を選んでしまうリスクも存在します。特にフィルターには「AIR FLOW」や「UP」などの記載がある場合が多く、これを逆に装着してしまうと通気性や脱臭効果が著しく低下します。初めて作業を行う方は、取扱説明書や交換手順の動画を事前に確認し、慎重に作業を進めることが重要です。
フィルターのおすすめ商品紹介
エアコンフィルターは各メーカーから多くの商品が出ていますが、選ぶ際は機能と価格のバランスが重要です。人気の一つはPIAAの「コンフォートファインプラス(EVP-H5)」で、脱臭・抗菌・防カビ・抗ウイルスに対応しています。
また、ボッシュの「アエリストプレミアム BOSCH」もおすすめで、天然ポリフェノールによるアレル物質抑制効果があります。
このように、価格帯は3,000〜4,000円程度で、効果の持続性にも優れているものが選ばれています。
フィルター性能と価格のバランス
フィルター選びでは、価格と性能のバランスを考えることが重要です。例えば、2,000円台の製品は集塵機能に特化したシンプルな作りで、短期間での交換を前提としています。
一方、3,000円を超える高性能フィルターでは、PM2.5対策やアレル物質の抑制、脱臭機能などが強化されています。使用環境や健康状態に合わせて、求める機能を選ぶと満足度が高まります。
図解で比較すると、価格が上がるごとに機能が追加されていく傾向が明確に見て取れます。家族構成や使用頻度に応じた選択がポイントです。
長寿命タイプの選び方と活用法
長寿命タイプのフィルターは、交換頻度を減らしたい方に適しています。中には「ロングライフタイプ」として、2年間または24,000km使用可能とされる製品もあります。
これには、特殊加工された不織布や活性炭が使われており、フィルターの性能を長期間維持できる仕組みになっています。
ただし、使用環境によっては性能が早く低下することもあるため、定期的なチェックは欠かせません。日常的なメンテナンスと併用することで、最大限の効果を引き出せます。
フリードのエアコンフィルター交換方法のポイントと選び方:まとめ
-
フィルターはグローブボックス奥にあり工具不要で取り出せる
-
型番は車種や年式によって異なるため適合表の確認が必須
-
純正品はホンダ設計に最適化されており安心して使用できる
-
gb3〜gb7では型番が細かく分かれるため注意が必要
-
フィルターの上下や向きを間違えると性能が落ちる
-
推奨交換時期は1年または10,000~15,000km走行時
-
花粉やPM2.5が多い地域では半年ごとの交換も検討すべき
-
掃除機での清掃は応急処置であり根本的解決にはならない
-
交換作業は5分程度で初めてでも簡単にできる
-
費用はディーラーよりカー用品店の方が安価で済む傾向がある
-
セルフ交換ならフィルター代のみでコストを大幅に抑えられる
-
ネット通販での購入は割安だが適合確認を怠らないこと
-
高性能フィルターは脱臭・抗菌・アレル物質対策に効果的
-
長寿命タイプはメンテナンス頻度を減らしたい人向け
-
DIY交換は車への理解を深める良い機会となる