新型フリードのスピーカー交換(アップグレード)を検討するとき、多くの方が気になるのはスピーカー数やスピーカーサイズと標準・位置、純正スピーカーとの音質の差、さらにはツイーターの有無やスピーカー設定と音質設定の方法です。
加えて、音声操作はどこまで使えるのか、ブルーレイは見れますか?といった再生環境、そして新型フリードの純正オプションハイグレードスピーカーの実力やスピーカー交換にまつわるよくある質問まで、疑問は幅広いはずです。本記事はそれらの疑問に客観的な情報で応え、交換前後の判断材料を整理します。
- 純正・純正オプション・社外の違いと選び方
- スピーカーサイズと設置位置の基本と注意
- 音質設定や音声操作など機能の活用ポイント
- よくある質問とトラブルを避けるコツ
ホンダ フリード現行モデル(3代目)2024年6月発売
型式 6AA-GT5~GT8 5BA-GT1~GT4
●私がフリードに実際に取り付けにかかった費用
私は購入の際に、ハイグレードスピーカーシステムへアップグレードしました。
ハイグレードスピーカー本体 62,700円
ツイーターアタッチメント 4,400円
スペーサー 4,950円
工賃 32,450円
合計 104,500円
⇓ 同スピーカー
新型フリードのスピーカー交換に関する基本情報

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- 純正スピーカー 音質の要点
- 新型フリード ハイグレードスピーカー解説
- ツイーター追加の効果と選び方
- スピーカー交換のメリット整理
- スピーカー数はいくつですか?
純正スピーカー 音質の要点

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自動車に搭載される純正スピーカーは、設計段階で「全体のコストバランス」を重視するため、音質面での性能はある程度犠牲にされる傾向があります。
一般的に使用される振動板は紙素材(ペーパーコーン)が中心で、軽量化や低価格化のメリットがある一方、湿度変化や経年劣化に弱く、低域の量感不足や大音量時の歪みが発生しやすいという課題があります。
特に新型フリードのようにコンパクトミニバンで広い室内空間を持つ車両では、低音域が空間全体に拡散し、迫力不足を感じるケースが多いとされています。
さらに、ドア内部にはサービスホールと呼ばれる開口部があり、そこからスピーカー背面の音(背圧)が回り込み、正面の音と打ち消し合う現象が起こります。これにより音像がぼやけたり、低音が弱まったりする要因となります。
加えて、車体鉄板自体の剛性が十分でない場合、スピーカーからの振動で共振が発生し、不要な響きが音に混じりやすくなります。
ただし、純正のままでも工夫次第で一定の改善は可能です。ホンダの純正ナビ「Gathers」には車種ごとに専用チューニングが施された音響設定が用意されており、定位感や明瞭度を調整することができます。
また、DIATONE SOUNDエンジニアによる音質チューニングが組み込まれたモデルも存在し、限られたハードを最大限に活用する工夫が盛り込まれています。こうした専用チューニングは、外部の高級スピーカーに交換しなくても、ある程度の音質改善を実感できる有効な手段です(出典:Honda公式 ナビ・オーディオ)。
つまり純正スピーカーの音質は決して高性能ではないものの、ナビ側の調整機能を正しく活用すれば、普段使いに十分なレベルに引き上げることが可能といえます。
より大きな改善を望む場合には、後述する純正オプションや社外スピーカーへの交換を検討することが有効です。
新型フリード ハイグレードスピーカー解説
新型フリードには、ホンダアクセスがJVCケンウッドと共同開発した「ハイグレードスピーカーシステム」が用意されています。
このシステムはフロント・リアスピーカーに加え、専用のツイーターを組み合わせた6スピーカー構成となっており、標準スピーカーでは不足しがちな中高域の明瞭感を大きく補強する設計です。
特徴的な技術として、アルミショートリングによる不要な磁場変動の抑制、トルネードダンパーによる滑らかな振動制御、高剛性グラスファイバー振動板による音の輪郭強化が挙げられます。
さらに、磁束対称性を高めた磁気回路や、ユニット背面に設けられたバックキャビティによるノイズ耐性の向上など、オーディオ専用機器に匹敵する要素が多数盛り込まれています。
これにより、歪みが少なく、ボーカルの存在感や楽器の分離感が際立ったサウンドが得られるよう設計されています。
価格は希望小売価格で77,000円(取付費別)と公式に案内されています。純正ナビ「Gathers」のLXM-247VFLiや242ZFNiと組み合わせると、ハイレゾ音源再生や車種専用音響チューニング機能を利用できる点も魅力です。
ハイレゾ音源は従来のCD音源よりも情報量が多く、微細な音や空気感をより忠実に再現することが可能とされています。
こうした点から、ハイグレードスピーカーは純正スピーカーの弱点をカバーしつつ、コストと効果のバランスが良い選択肢と評価されています(出典:Honda公式 ハイグレードスピーカー)。
用語メモ
ハイレゾ(高解像度音源):CD(44.1kHz/16bit)よりも高いサンプリング周波数・量子化ビット数で収録された音源。例えば96kHz/24bitや192kHz/24bitといった仕様があり、より細かい音の変化や広がりを表現できるとされています。
ツイーター追加の効果と選び方

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ツイーターは高音域を担当する小型スピーカーで、人の耳に近い位置で音を鳴らすことにより、音場の高さや立体感を生み出します。
新型フリードでは純正オプションのハイグレードスピーカーに専用ツイーターが含まれており、ボーカルやシンバルといった高域成分がクリアに再現されやすくなります。
これにより、音全体のバランスが改善し、リスニング体験がより自然で豊かなものになります。
社外品のツイーターを導入する場合は、まずユニットのサイズ(例:25mmドーム型など)を確認することが重要です。また、クロスオーバーネットワークが付属しているかどうかも選定のポイントです。
クロスオーバーは高音域と中低音域を適切に分ける役割を持ち、ツイーターが低音成分を再生して破損するのを防ぎます。
取り付け方式も、埋め込み型、表面取り付け型、純正位置対応型など複数の種類があるため、車両の加工可否や美観を考慮した選択が求められます。
さらに、取付位置によっても音の印象は大きく変わります。Aピラーやダッシュボード上に取り付けることで、音像がフロントガラス付近に定位しやすく、臨場感のあるサウンドが実現可能です。
逆に、ドアパネル下部に配置すると耳から遠くなるため、存在感が弱まる傾向にあります。そのため、なるべく耳に近く、左右のバランスが均等になる位置を選ぶことが推奨されます。
用語メモ
パッシブクロスオーバー:高域と低域を分配するフィルター回路。ツイーターには高音域のみを、ウーファーには低音域のみを送ることで、各ユニットを効率的に動作させる仕組み。
スピーカー交換のメリット整理

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車載オーディオの満足度を大きく左右するのは、ヘッドユニットの機能よりもスピーカーユニットそのものの物理性能であると一般的に説明されています。
振動板の剛性・内部損失(振動が熱に変わって減衰する特性)・質量、エッジやダンパーのリニアリティ(入力に対して前後対称に動く度合い)、磁気回路の飽和耐性やボイスコイルの放熱性といった要素が、解像度やダイナミックレンジ、歪特性に直結します。
純正から社外や純正オプションの高品位ユニットに交換すると、同じ音量でも音の密度感が増し、微小レベルの信号(ボーカルのブレス、ホールトーンの余韻、ストリングスの立ち上がりなど)が聞き取りやすくなる傾向があります。
結果として定位(音の位置の明確さ)が安定し、左右だけでなく前後・上下の奥行き感が感じ取りやすくなります。
低域側では、振動板のストローク管理とエンクロージャー(ドア)の気密性・剛性が効いてきます。
特に新型フリードのようにキャビン容積が比較的大きい車両では、スピーカー交換に加えてデッドニング(制振・吸音)を併用することで、背面波の回り込みを抑えられ、ボンつきの少ない締まった低音が得られるとされています。
中域では歪の主因となるボイスコイルの電流歪や紙コーンの分割振動が抑えられ、ボーカルの艶や実在感が向上します。高域はツイーターの追加やグレードアップにより、シンバルの減衰表現やアコースティックギターの倍音が自然に伸び、耳障りな鋭さを抑えつつ情報量を増やせます。
一方、交換の効果はユニットの物理性能だけで決まるわけではありません。クロスオーバー周波数やスロープ(音を切り分ける勾配)、タイムアライメント(各ユニットの到達時間差の補正)、イコライザーの使い方が重要です。
ツイーターとウーファーの受け渡し帯域が不適切だと、中域にディップ(凹み)が生じ、ボーカルが引っ込んで聞こえます。タイムアライメントが整っていないと、音の焦点が合わずセンターが曖昧になります。
交換後は、ユニットの実力を引き出すための調整工程を必ず設けることが推奨されます。さらに、サブウーファーを補完として導入すればフロントスピーカーの低域負担を軽減でき、歪の少ない中高域再生にも寄与します。
総合的に見ると、スピーカー交換はコストに対する体感改善幅が大きい改良ポイントと整理できます。
交換で得られやすい体感的な変化
- 小音量でも音の密度が上がり、会話の邪魔をしにくい聞きやすさが増す
- 低域が締まり、ドア鳴きやビビり音が減ってメリハリが出る
- ボーカルの定位がダッシュ中央に集まり、立体感が出る
- 高域の伸びが自然になり、刺さりや耳疲れが軽減されやすい
スピーカー数はいくつですか?

ホンダ公式サイト:フリード
新型フリードのスピーカー数は、グレード・オプション構成・装着ナビにより変動します。標準装備のスピーカー構成は販売時期の仕様に依存するため、車両カタログや販売店での個別確認が最も確実です。
純正オプションとして案内されているハイグレードスピーカーはフロントドアのウーファー+フロントのツイーター+リアドアのウーファーで合計6ユニットとされ、前席の音場形成に必要な高域を専用ツイーターで補います。
純正標準構成ではツイーターが省略される場合があり、その場合は高域の描写力や音像の高さが不足しやすいと説明されることがあります。
スピーカーユニットの数は「音の良さ」を直接的に保証する指標ではありませんが、役割分担が明確になることで、各帯域の歪み低減や能率向上が期待できます。
例えば、ツイーターが追加されると、高域を小口径ユニットが担当し、ウーファーは中低域の再生に専念できます。これにより、双方が過大ストロークに陥りにくくなり、全体のダイナミックレンジ(小さい音から大きい音までの幅)が取りやすくなります。
実運用では、ナビのクロスオーバーとタイムアライメントの設定で、各ユニットの受け渡し帯域と到達時間差を整えることが重要です。
また、乗車人数や座席配置によっても最適な構成は変わります。三列目まで乗車する機会が多い場合、リアドア側のユニットの存在が後席の聴取性に寄与します。
逆に、前席重視で高解像度なステレオイメージを追求するケースでは、フロント2ウェイ(ウーファー+ツイーター)の質と調整の精度が音質の要になります。
いずれの構成であっても、スピーカー数は「目的に合った役割分担」を実現するための手段であると理解すると、選択基準が明確になります。
メモ:数と品質の関係
ユニット数の増加は帯域分担の自由度を上げますが、クロスオーバー設計や取付剛性、ドアの気密確保などの土台が整っていなければ十分な効果を得にくくなります。土台(インストール品質)を優先し、その上で必要なユニット数を選ぶのが合理的です。
新型フリードのスピーカー交換の実践
- スピーカーサイズとスピーカー標準・位置
- スピーカー設定と音質設定は?
- 音声操作は?対応範囲
- おすすめの社外スピーカー10選
- ブルーレイは見れますか?の可否
- よくある質問と注意点
スピーカーサイズとスピーカー標準・位置

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新型フリードのフロントおよびリアは、一般にドア内蔵スピーカーを基本とする設計で、国内主要メーカーの適合表では17cmクラス(国産規格のカスタムフィット)が代表的に案内されています。
年式・グレード・装備(ディスプレイオーディオや純正ナビの有無)により、必要なスペーサーや配線変換ハーネス、ブラケット形状が異なる場合があるため、購入前に最新の車種別適合情報を確認するのが安全です(参照:Pioneer carrozzeria 車種別適合情報)。
取付にあたっては、インナーバッフル(スピーカーとドア鉄板を結合する土台)の有無と材質が音質と耐久性に影響します。
樹脂成形の純正バッフルは軽量で扱いやすい反面、長期使用時の剛性や気密に不安が残るケースがあり、木質系(MDF)や樹脂+金属補強などの高剛性タイプに置き換えると、低域のエネルギーが逃げにくくなり、共振の抑制にも有利です。
さらに、バッフル裏面やドア鉄板との接触部にスポンジテープやブチル系シーリング材を用いて気密を確保すると、背面波の回り込みを抑えられ、量感と締まりが両立した低域を得やすくなります。
標準・位置に関しては、フロントはキックパネル寄りのドア下部、リアもドア中下部が一般的です。ツイーターを追加する場合は、ダッシュボード左右上部やAピラー上部に設置すると耳に近づき、音像の高さが上がります。
角度は運転席・助手席それぞれの耳のやや後方を狙うイメージが基準で、左右の対称性を確保するとセンター定位が安定します。純正位置用のブラケットや専用ドームカバーが付属するキットを選べば、内装への加工を最小限に抑えられ、外観とメンテナンス性の両立が可能です。
また、ドアはスピーカーにとって「箱(エンクロージャー)」の役割を兼ねます。大きなサービスホールを制振材とアルミ補強テープ等で丁寧に塞ぎ、鉄板の鳴きを抑えることで、スピーカーのピストンモーション(前後運動)が安定し、低域のタイトさと中域の見通しが向上します。
サービスホールの塞ぎ方や貼り分けは過剰でも不足でも効果が落ちるため、配線や可動部の干渉に注意しながら、気密・剛性・整備性のバランスで仕上げることが推奨されます。
最後に、グリルとバッフル、スピーカーの間に隙間があると音の漏れやビビりの原因になるため、パッキン材で空気漏れを防ぐと安定した成果につながります。
用語メモ
インナーバッフル:スピーカーとドア鉄板をつなぐ土台。剛性・気密・耐水の三点が重要で、固定ねじのトルク管理も音の再現性に影響します。
デッドニング:制振材・吸音材でドアの共振や背面波を抑える施工。サービスホールを適切に処理し、配線・クリップ部のビビりを低減すると明瞭度が向上します。
注意・確認ポイント
年式変更やマイナーチェンジでブラケット形状や内装裏のクリアランスが変わる場合があります。最新の適合情報と実車の採寸を両方確認し、干渉や配線長不足、窓ガラスとの接触が起きないことを事前にチェックしてください。
スピーカー設定と音質設定は?
新型フリードのオーディオ環境において、ナビゲーションユニットの設定機能は非常に大きな役割を担っています。
ホンダ純正ナビ「Gathers」の上位モデル(LXM-247VFLiや242ZFNiなど)では、車種専用の音響チューニング機能が組み込まれており、専用のパラメータセットを呼び出すことで、標準スピーカーやハイグレードスピーカーの性能を最大限に引き出すことが可能です。
これには、イコライザー(EQ)やタイムアライメント(スピーカーごとの音の到達時間を補正する機能)、ラウドネス補正、クロスオーバー周波数設定などが含まれています。
こうした機能を使いこなすことで、物理的な交換に頼らずとも、音質の改善を実感できる場合があります(参照:Honda公式 ナビ・オーディオ)。
音質設定の基本は、まずバランス調整です。前後の音量配分を前寄りに設定すると、フロント座席での定位感が安定します。
次に、イコライザーを過度に動かさず、特定の帯域(2kHz〜4kHz付近など人の声に関わる帯域)の微調整を行うと、ボーカルが前に出てクリアに感じられるようになります。
さらに、低音を過剰に持ち上げると共振やこもりを招きやすいため、必要最小限の補正にとどめることが推奨されます。
タイムアライメントの調整は、運転席に座ったときにボーカルの声がダッシュボード中央に定位するように設定するのが目安です。
ハイグレードスピーカーとナビの組み合わせでは、ハイレゾ音源再生にも対応します。ハイレゾ音源は情報量が多く、空気感や余韻の表現力に優れるとされていますが、そのポテンシャルを活かすにはスピーカーの解像度とナビの音質設定が不可欠です。
したがって、物理的な機材の性能とデジタル設定のバランスを取ることが、最も高い満足度につながります。
はじめての音質調整手順
1)標準プリセットで歪みが出ない音量を決める
2)バランスをフロント寄りに設定する
3)イコライザーは極端な補正を避け、ボーカル帯域を中心に微調整する
4)ツイーターの角度や向きを確認し、タイムアライメントで定位を整える
このように、スピーカー交換後であっても、あるいは純正状態であっても、音質設定を適切に行うことが音楽体験に大きな差をもたらすと考えられています。
車種別のグレードアップスピーカーキットを販売している業者もあります。
出典元:【新型フリード】手軽に高音質♫カンタン取付けスピーカーキット発売!AQUA channel
音声操作は?対応範囲
新型フリードに搭載されるGathersナビの一部モデルでは、音声操作に対応しています。
具体的には、LXM-247VFLiや242ZFNiといった上位モデルが音声認識スイッチに対応し、ステアリングスイッチから操作が可能です。一方、LXM-245ZFEiなどの下位モデルでは音声操作に非対応と公式に案内されています(参照:Honda公式 ナビ・オーディオ)。
音声操作の機能としては、ナビの目的地設定やルート案内、電話の発着信、オーディオの再生・停止・曲送りなどが中心です。スマートフォンと連携している場合は、ハンズフリー通話や音楽ストリーミングサービスの操作も可能になることがあります。
これにより、運転中でもハンドルから手を離さずに操作できるため、安全性と利便性の向上につながります。
ただし、音声認識の精度は車内環境(ロードノイズやエアコンの音など)や発声の明瞭さに依存するため、全ての状況で完璧に動作するわけではありません。
特に高速道路走行時や大音量再生時は誤認識が発生する場合があります。ユーザーからは「操作の一部が便利」「慣れるまで少し時間がかかる」といった声が一般的に見られます。
したがって、音声操作はナビや電話操作の補助的な手段として活用するのが現実的です。
また、ソフトウェアアップデートやスマートフォンのOS更新により、音声操作の対応範囲や精度が変わることもあるため、常に最新の情報を確認することが安心につながります。
おすすめの社外スピーカー10選

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1. パイオニア TS-F1740S-2 (17cm セパレート2ウェイスピーカー)
◦ 特徴: スピーカー界の定番ともいえる大人気セパレートスピーカーで、価格と音質のバランスが非常に優れています。ハイレゾ対応で、低域から超高域まで情報量豊かな音を再現し、臨場感あふれる迫力あるサウンドを楽しめます。ツィーターから高音だけでなく中域も再生することで、車内での中域の減衰や乱れを解消するパイオニアの技術が詰まっています。
◦ おすすめポイント: 価格以上の音質を求めるフリードオーナーに最適です。
2. パイオニア TS-F1740-2 (17cm コアキシャル2ウェイスピーカー)
◦ 特徴: 大手通販サイトのコアキシャルスピーカーランキングでベストセラーを獲得し続けている人気製品です。ツィーターを取り付ける手間が省けるコアキシャルタイプで、低域から超高域まで情報量豊かな音を力強く描き出し、メリハリある音楽再生が可能です。ハイレゾ音源にも対応しています。
◦ おすすめポイント: 新型フリードのスピーカーを気軽に良い音にしたい方におすすめです。高音域が物足りない場合は、チューンアップトゥイーター「TS-T440-2」の追加も検討できます。
3. アルパイン X-171S (17cm セパレート2ウェイスピーカー)
◦ 特徴: ハイレゾ音源に対応したアルパイン製の高品質スピーカーです。低音の力強さと明瞭な中音域を再現し、フリードの車内をダイナミックな音場空間に演出します。ウーファーとツィーターの進化により、低域・中域の強化と高解像度化が図られています。
◦ おすすめポイント: フリードの車内に極上の音楽空間を作りたい方に最適です。
4. ケンウッド KFC-XS174S (17cm 3way カスタムフィットスピーカー)
◦ 特徴: 価格以上の高音質が体験できることで知られるケンウッドのセパレートスピーカーです。ビクタースタジオのマスタリングエンジニアがチューニングを施しており、プロクオリティのサウンドを実現しています。高音域と低音域のメリハリが効いたクリアな音が特徴で、「デッドニングしなくても音が良い」という口コミも多く見られます。
◦ おすすめポイント: 高音と低音が際立つ音でフリードのドライブを楽しみたい方におすすめです。
5. JBL CLUB6500C (6.5インチ 360W 2ウェイコンポーネントカースピーカー)
◦ 特徴: アメリカ発祥の高性能カースピーカーブランドJBLの製品で、トヨタの高級車に純正装備されるなど、カー業界での信頼が厚いです。キレの効いたクリアな音質を体験でき、信頼と実績のあるブランドです。
◦ おすすめポイント: 国産ブランドにこだわらず、キレのあるサウンドを体感したい新型フリードオーナーにおすすめです。
6. パイオニア TS-C1736S-2 (17cm セパレート2ウェイスピーカー)
◦ 特徴: パイオニアのハイスペックスピーカーで、「TS-F1740S-2」の上位モデルにあたります。情報量豊かなハイレゾ音源を、より解像度高く表現するために設計された高品質スピーカーです。まるで目の前にアーティストがいるかのような実体感と躍動感に満ちた音楽体験が可能です。
◦ おすすめポイント: ワンランク上のスピーカーをフリードに取り付けたい方に最適です。
7. ケンウッド KFC-RS174 (17cm コアキシャル型スピーカー)
◦ 特徴: 応答性に優れ、クリアで歪みの少ない音を再現できるケンウッド製のコアキシャルタイプスピーカーです。高性能カーボンファイバーを配合した振動板により、優れた音質を実現し、メリハリのある良い音が特徴です。
◦ おすすめポイント: 手軽にケンウッドの高音質を楽しみたいフリードオーナーに、コスパの良いスピーカーとしておすすめです。
8. アルパイン STE-G170S (17cm セパレート2ウェイスピーカー)
◦ 特徴: コスパの良いアルパインのセパレートスピーカーで、価格が抑えられていながらも、中音域~高音域がきれいな音で聴こえます。ハイスピードで高精細な音を再現可能で、音質向上の期待値が高いスピーカーです。低音域は若干物足りなさを感じるかもしれませんが、サブウーファーで補えば十分な音場空間を演出できます。
◦ おすすめポイント: コスパの良いアルパイン製セパレートスピーカーを新型フリードに搭載したい方に最適です。
9. パイオニア TS-WX400DA (サブウーファー)
◦ 特徴: パワフルな重低音を再生可能なパワードサブウーファーです。コンパクトサイズながら大口径振動板を搭載し、音圧アップに貢献します。付属のリモコンで運転席から好みの音質に調整可能です。
◦ おすすめポイント: フリードに重低音を追加したい方に、価格以上の性能を感じられるウーファーとしておすすめです。
10. ケンウッド KSC-SW11 (チューンアップサブウーファーシステム)
◦ 特徴: コスパの良いチューンアップサブウーファーシステムです。シート下に収まるコンパクトなボディで、車内で邪魔にならずに重低音を補強できます。
◦ おすすめポイント: ハイエンドモデルでなくても、フリードの重低音を手軽に強化したい方に最適です。
ブルーレイは見れますか?の可否

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多くの読者が気にする点として、「フリードの純正ナビでブルーレイは再生できるのか?」という疑問があります。公式情報によると、対象ナビの対応メディアはDVD VIDEOとCDであり、ブルーレイディスクの再生には対応していません。
つまり、ナビ単体ではブルーレイ映像を視聴することはできないと案内されています(参照:Honda公式 ナビ・オーディオ)。
一方で、HDMI入力端子を搭載したナビモデルであれば、外部のブルーレイプレーヤーやストリーミングデバイスを接続して、映像をモニターに表示することは可能です。
この場合、再生機器がブルーレイに対応している必要があり、さらに著作権保護技術(HDCP)の制約をクリアできる機器を使用する必要があります。
こうした外部機器を接続する場合、電源の確保や取り付けスペースの問題も考慮が必要です。
注意
道路交通法に基づき、走行中の運転者によるモニター画面注視は厳しく制限されています。したがって、映像視聴は必ず停車中に行い、走行時は同乗者のみが利用するなどの安全対策が求められます。また、メーカー保証の観点からも、非公式の外部機器接続は自己責任となる場合があるため注意してください。
つまり、ブルーレイディスクを直接ナビで再生することはできませんが、HDMI接続を活用すれば外部デバイス経由で視聴できる可能性があります。ただし、利便性と安全性、法令遵守を考慮すると、車内でのブルーレイ視聴は必須機能とはいえず、むしろナビ本来の役割である案内や音楽再生を中心に活用することが現実的です。
よくある質問と注意点

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新型フリードのスピーカー交換を検討する際、多くのユーザーから寄せられる質問にはいくつか共通点があります。
代表的なものとしては「どのスピーカーサイズが適合するか」「純正ハーネスは流用できるのか」「内装の加工は必要か」「保証に影響する可能性はあるか」などが挙げられます。
これらの疑問は、購入前や取り付け作業の段階で確認しておくべき重要なポイントです。
スピーカーサイズについては、一般的にフロント・リアともに17cmクラスのカスタムフィットスピーカーが推奨されていますが、年式やグレードによりブラケットの形状や奥行きの許容範囲が異なる場合があります。
そのため、メーカーが公開している車種別適合情報や販売店での実車確認が不可欠です(参照:Pioneer carrozzeria 車種別適合情報)。
純正ハーネスの流用については、配線加工を伴わずに取り付けができる専用変換ハーネスが販売されているケースもあります。
こうしたハーネスを利用すれば、配線を切断する必要がなく、取り付けの難易度が下がるだけでなく、車両保証に影響するリスクも軽減されます。
反対に、配線を直結加工する場合は、防水処理や絶縁の不備によるトラブルが懸念されるため注意が必要です。
内装の加工に関しては、スピーカーの奥行きやツイーターの設置位置によっては、パネルの一部に穴あけや切削が必要になるケースがあります。
加工を行うと純正復帰が難しくなるため、加工不要の専用取付キットやブラケットを選ぶことが推奨されます。
こうした専用部品は音響性能も考慮されている場合が多く、見た目と音質の両立につながります。
保証への影響は、多くのユーザーが不安に感じるポイントです。純正オプションのスピーカーであれば、ディーラーでの取り付けを通じて新車保証と整合性が保たれるケースが多いとされています。
一方で社外品の場合は、取り付け方法が不適切だと電気系統や内装部品への影響が懸念され、保証対象外となる可能性があります。
したがって、信頼できるショップやディーラーに施工を依頼するか、DIYの場合は正しい工具と手順を用いて慎重に進めることが重要です。
施工前チェックリスト
項目 | 確認ポイント |
---|---|
適合 | 年式・グレード・装備に合った口径とブラケットを確認 |
固定 | インナーバッフルの剛性と正確なボルト締結を確認 |
防水 | 防水ビニールの復旧とブチル処理の徹底を行う |
配線 | +/−極性を誤らず、端子の絶縁と固定を確認 |
音質 | ナビの車種専用チューニングやEQ設定を見直す |
これらの点をあらかじめ把握し、適切な準備を整えることで、スピーカー交換によるトラブルを避け、期待する音質改善を安全に実現することができます。
新型フリードのスピーカーに関するよくある質問
Q1: ホンダ フリードの純正スピーカーは音質が良いですか?
A1: ホンダ フリードの純正スピーカーは、一般的に音質よりもコスト削減を重視して搭載されているため、音質はあまり良くないとされています。薄くて貧弱なペーパーコーンが採用されており、再生音域が乏しく、大音量や重低音では音が割れてしまう傾向があります。そのため、車内でより快適に音楽を楽しみたい場合は、純正のハイグレードスピーカーシステムや社外スピーカーへの交換が強く推奨されています。
Q2: フリードのスピーカーを交換する主なメリットは何ですか?
A2: スピーカーを交換する最大のメリットは音質の劇的な向上です。純正スピーカーでは再現できない豊かな再生音域やクリアな高音・低音、そしてバランスの取れた音域分布が実現できます。これにより、まるでアーティストが目の前で演奏しているかのような臨場感あふれる音楽体験が可能になります。また、音質が向上することで運転中の疲労軽減にも繋がると言われています。
Q3: フリードに適合する社外スピーカーのサイズと種類にはどのようなものがありますか?
A3: フリードに取り付け可能な社外スピーカーの適正サイズは、一般的に17cmです。このサイズは多くの車種で採用されている主流サイズのため、選択肢が豊富です。スピーカーの種類としては、「コアキシャルスピーカー」と「セパレートスピーカー」の2種類があります。コアキシャルは1つのスピーカーで高音から低音までを再生するタイプで、セパレートは複数のスピーカーで高音・中高音・中低音を分担して再生するタイプです。音質向上を重視するなら、セパレートスピーカーがおすすめです。
Q4: スピーカー交換の際に「インナーバッフル」は必要ですか?また、デッドニングとは何ですか?
A4: はい、社外スピーカーをフリードに取り付ける際には、「インナーバッフル(バッフルボード)」が必須アイテムとなります。これは車体とスピーカーを繋ぐ土台の役割を果たし、音質向上にも貢献します。カロッツェリアの「UD-K5210」や「UD-K524」などが適合します。
「デッドニング」とは、車のドアやルーフ、フロアなどに制振材や吸音材を貼り付けることで、振動や騒音といったノイズを軽減する作業です。ドアのデッドニングは、スピーカー本来の性能を最大限に引き出す環境を整える効果があります。スピーカーから発生する振動や音圧による鉄板や内装の共振を抑え、スピーカー背面からの音がサービスホールを通じて正面から出る音と打ち消し合うのを防ぐことで、クリアで明確な音像が届けられるようになります。静音効果だけでなく、特に低音域の音質改善に大きな効果をもたらします。
Q5: ホンダ純正のハイグレードスピーカーシステムにはどのような特徴がありますか?
A5: ホンダ純正のハイグレードスピーカーシステムは、JVCケンウッドと共同開発されており、独自の低歪化技術が多数搭載されています。 具体的には、不要な磁場変動をキャンセルするアルミショートリング、滑らかなサウンドを実現するトルネードダンパー、音の輪郭をクリアに再現する高剛性グラスファイバー振動板、忠実な音場を再現する磁束対称性の高い磁気回路、そしてノイズ耐性を向上させるバックキャビティなどが挙げられます。ツィーターにも低歪技術が投入され、クリアで艶のある中音域と高音域を実現しています。このシステムは、対応するGathersナビと組み合わせることでハイレゾ音源の再生や車種専用の音質チューニングが可能です。
Q6: 新型フリードにハイグレードスピーカーシステムを導入した場合の費用対効果はどうですか?
A6: 新型フリードにハイグレードスピーカーシステムを導入する際の費用は、工賃を含めて10万円強が目安とされています。ディスプレイオーディオと組み合わせた場合、ハイレゾ楽曲のそのままの高音質再生や車種専用チューニングの恩恵は受けられませんが、ツイーターが装着されることで高音域がクリアになり、全体的な音の高級感は増すと評価されています。しかし、音響体験が劇的に変わるというよりは、特定の音域が向上するという印象が強く、コストを考えると「圧倒的に変わる」とまでは言えないという意見もあります。対応するナビと組み合わせた場合は、より費用対効果を感じられる可能性があります。
Q7: スピーカー交換の作業はDIYでも可能ですか?
A7: DIYでのスピーカー交換は可能です。工賃が無料になるという最大のメリットがあります。多くの車種で採用されている17cmのスピーカーは種類も豊富で、コアキシャルタイプであれば比較的簡単に交換できます。セパレートスピーカーの場合、ツイーターの設置などで若干手間がかかることがありますが、車種専用の取り付けキットやカット済みのデッドニングキットなどを利用することでDIYの難易度を下げることができます。CARTUNEなどの自動車SNSでは、DIYでカスタムを行っているユーザーの投稿が多数あり、情報収集や質問を通じてサポートを得ることも可能です。ただし、ドアの内張りを外す作業や配線作業が必要となるため、自信がない場合はカー用品店や整備工場への依頼も検討しましょう。
Q8: スピーカー交換後に音質をさらに向上させるための設定や追加の対策はありますか?
A8: スピーカー交換後には、ナビゲーションシステムのサウンドセッティングで音質を調整することが重要です。イコライザーを好みに合わせて調整したり、音響効果の設定をオンにしたりすることで、さらに理想のサウンドに近づけることができます。
また、音質向上には「デッドニング」が非常に効果的です。ドアの制振や吸音を行うことで、スピーカーの性能を最大限に引き出し、よりクリアな音質を実現します。特に低音域の改善には顕著な効果が期待できます。さらに、純正スピーカーでは物足りない重低音を補強するために「サブウーファー」を追加することも有効な対策です。コンパクトなチューンアップサブウーファーなども販売されており、手軽に重低音を強化できます。
新型フリードのスピーカー交換のまとめ
- 純正スピーカーはコスト重視で設計され音質は控えめ
- ハイグレードスピーカーは専用設計で解像度が向上
- ツイーター追加で高域が明瞭になり音場が広がる
- 社外スピーカーは素材や方式の選択肢が豊富にある
- スピーカー交換により低音の締まりや厚みが改善する
- 定位感が安定しボーカルや楽器の輪郭が明確になる
- スピーカー数は構成によって6ユニットまで拡張可能
- 取り付けにはインナーバッフルや専用ブラケットが必要
- デッドニング施工は不要な共振を抑えて解像感を高める
- 音質設定はイコライザーやタイムアライメントが重要
- 音声操作はナビや電話操作を支援し利便性を高める
- ブルーレイ再生は非対応だがHDMI入力で拡張できる
- 保証面では純正オプションが有利で安心感が高い
- 社外品導入時は適合情報と施工品質の確認が必須となる
- 総合的に交換はコストに見合う効果が期待できる